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若田宇宙飛行士、国際宇宙ステーション船長に就任

2013年11月7日から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している日本の若田光一宇宙飛行士が、2014年3月8日に第39次長期滞在のコマンダー(船長)に就任しました。

JAXAプレスリリース
若田宇宙飛行士のISS船長(ISSコマンダー)就任について
若田宇宙飛行士がISSのコマンダーに就任!(2014年03月09日)

日本人で初めてのISS船長。この船長の役割については<ISS第38次/第39次長期滞在概要>の「長期滞在中における若田宇宙飛行士の主な任務」に書かれています。
単なるISSの乗組員ではなく、ISSにおける責任者という重責を果たすことになります。


こちらの<若田宇宙飛行士2度目の国際宇宙ステーション長期滞在とISSコマンダー(船長)就任 [PDF: 4.37MB]>によるとアメリカ・ロシアの宇宙飛行士以外では、ヨーロッパ1名カナダ1名の宇宙飛行士がISS船長を務めています。

これには、ISSに巨額の投資をしているのに今頃日本人がISS船長になって、などの意見があるようです。
しかし、アメリカ・ロシア共に有人宇宙船を所有、もしくはその経験があり、ISSの建設前にそれぞれ宇宙ステーションを打ち上げ運用していた国です。それに引き替え日本は、独自の宇宙ステーションはもとより有人宇宙船を持ったことすらありません。その大きなハンディキャップの中で、若田宇宙飛行士がISS船長に就任したこと自体大きな意義があります。


前々から、日本は有人宇宙飛行をどうしていくべきか、という問題があります。
若田ISS船長は、宇宙飛行士として今までに約18年間の経験があります。現場はもちろん、NASAの宇宙飛行士室ISSブランチチーフ就任の実績など、いろいろな意味で「有人宇宙飛行」というものに携わっておられます。

長きに渡って有人宇宙飛行に携わり、そして、単なる乗組員ではない役割を担った飛行士からの経験や意見を取り込んでいくことは、この問題を有益に取り組んでいく大きな要素になると思います。
そういう意味でも、若田宇宙飛行士のISS船長就任は大きな節目になると思います。


第39次長期滞在ミッションの成功を祈りつつ、若田ISS船長の活躍に期待します。

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H-IIAロケット23号機打ち上げ成功

2月28日午前3時37分、種子島宇宙センターより全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)や小型副衛星(ピギーバック衛星)7機を搭載したH-IIAロケット23号機は打ち上げられ、約15分57秒後にGPM主衛星を軌道に投入し打ち上げは無事成功しました。また、一緒に搭載されていた超小型人工衛星7機も順次ロケットより分離され、こちらも軌道投入が確認されています。

JAXAプレスリリース
H-IIA ロケット 23号機による全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)の打上げ結果について
全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)の打上げについて


宇宙作家クラブ
ニュース掲示板

sorae.jp
H-IIAロケット、全球降水観測計画主衛星の打ち上げに成功
宇宙へ旅立ったGPM主衛星と、7機の小型衛星たち
GPM主衛星、姿勢制御の問題は解決 観測に向け準備着々


hamlife.jp
<430MHz帯のビーコンも受信成功!>H2Aロケット23号機打ち上げ、超小型衛星7基の分離を確認


今回の衛星は、本体がアメリカ航空宇宙局(NASA)製とあってNASAのホームページなどにも打ち上げ含めていろいろ取り上げられています。
NASA
Global Precipitation Measurement (GPM) | NASA
GPM Mission - a set on Flickr

特に、上記のFlickrでは今まで見たことない設備の写真や種子島の日常が公開されていて見物です。海外の人たちから他国の人工衛星打ち上げ、ロケット打ち上げ運用はこんな風に見えているんだ、と興味深い写真ばかり。日本でもやってく来れば良いのにと思う内容です。

このスタンの違いは、日本と比べて広報に力を入れているお国柄もひとつの理由だと思います。
それよりも自分の国で人工衛星打ち上げられるのにわざわざ税金使って他国のロケット打ち上げに来ているのだから大いに元を取らねば、それよりもやっぱりロケット打ち上げは打ち上げ国関係なしに記録や記憶に残しておくものだという行動の表れだと思います。

日本は、変に規則を作るので動きたくても動けない、やりたくても間に合わない、という一面があります。今回のNASAの公開をどう思っているか知りませんけど、内心拍手していたり、自分たちもああすれば出来るんだ、となればよいです。


しかし、今回は日本でもちゃくちゃくと情報を公開しているページがあります。
GPM/DPRスペシャルサイト>の<コラム
スペシャルサイト自体、いろんな意味で力が入っているので見応えがあります。

こちらの情報によると、GPM主衛星は、軌道投入後、姿勢や通信の確保を行い観測機器の立ち上げを無事終わらせています。各機器の性能確認を行っている最中です。

約2ヶ月後から本格運用。3時間ごとに地球全体をカバーする降水マップを作成していきます。宇宙から地球の雨と雲の動きを観測することによって、これからの地球環境の基礎データを築き上げていきます。その成果がどんな風に出てくるか楽しみです。

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