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映画「はやぶさ 遙かなる帰還」見てきました

小惑星探査機「はやぶさ」映画第2弾、東映「はやぶさ 遙かなる帰還」見てきました。

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』公式サイト

封切りと同時に見に行く予定がいろいろあって1週間遅れ。この間ネットに上がってくる映画の情報を見ないようにしていましたけどちらちら入ってきました。全般的になかなか良さそうな感じです。
一応全部頭の中の情報をリセットして見てきました。

7年間に及ぶ小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトを渡辺謙さん演じるプロジェクトマネージャー山口駿一郎を主軸にしたドラマ。はやぶさのミッションの中でも最大の山場である小惑星「イトカワ」のサンプル採取をメインに数あるエピソードを少数精鋭にまとめています。

「はやぶさ」という機械に焦点を合わせるのではなく、あくまでもその機械を動かしているのは人間というスタンスを貫いています。小惑星探査機「はやぶさ」について少ししか知らなくても引き込まれる演技と映画の演出が楽しめると思います。

「はやぶさ」にはいろいろなエピソードがあります。あえてそれを見逃しているのはないことは主演の渡辺謙さんがラジオ番組のなかで語っておられました(*)。映画では、それは宇宙開発ファンから見てもびっくりするくらい描かれておらず、あってもあっさり表現されています。それが逆に「はやぶさ」のエピソードに引きずられることなく、映画「はやぶさ 遙かなる帰還」に込められたメッセージを明確に引き出しているといえます。

とはいえ、実際の現場での撮影や本物そっくりに作られた施設などは見応えありました。あちらこちらに実際にはそのような物はなかったけど、にやりとさせられる箇所がいくつもありました。

小惑星探査機「はやぶさ」自体も実物大模型を製作し宇宙空間での光の当たり方を再現して、それからCGを作ったということは映画を見る前から知っていました。確かに、現実と見分けがつかないというよりはCGで作ったと分かる作りでした。
ただ、見ていて思いついたのは、宇宙空間で「はやぶさ」と併走しているカメラが地球にリアルタイムで映像を送ってきたらこんな感じの映像になりそうだな、でした。少し荒くて鮮明ではなく、宇宙空間での強い太陽光によるコントラストがメリハリしすぎている映像。そこまで狙っていたらスタッフのリサーチの勝利でしょうね。

俳優さんたちの力量のせいでしょうけどモデルとなった方々を思い浮かべるのがむずかしかったですね。その分「はやぶさ」ではなくて「映画」にのめり込めたんだと思います。でも、ラストの山口先生の一言で、あっ川口先生だと結びつきました。渡辺謙さんすげーなーと思いましたよ。

それから映画が終わった後のエンドロールがよかった。
よくここまで探してきた日本の宇宙開発の写真が次々と繰り出されます。「はやぶさ」が「はやぶさ」だけでなしえていないこと、地味だけど楽しく脈々と続いている宇宙科学を「はやぶさ 遙かなる帰還」なりに見せてくれたのでしょう。

最初から最後まで映画見たな~という「はやぶさ 遙かなる帰還」でした。

*このラジオ番組はこちらから聞くことが出来ます。
ラジオ版 学問ノススメ Special Edition
2012/02/05放送分 渡辺謙(俳優)

同様に原作者の山根一眞さん、渡辺謙さんが演じた山口先生のモデル、元「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎先生のこの番組に出演されています。映画を見られた方もこれからの方もどうぞ。

2010/9/05放送分 山根一眞(ノンフィクション作家)
2011/02/20放送分 川口淳一郎(宇宙工学者、工学博士)


ネットで話題になった最後のあのシーン見ましたけど、直前に慣れないことして内心動揺して道間違えた……とか強引に解釈してみましたけど。
まあ、演出的にあちらに“帰る”方が確かに絵になるよな。

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