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「おかえり、はやぶさ」見てきました

小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画第3弾、松竹「おかえり、はやぶさ」見てきました。

『おかえり、はやぶさ』映画オフィシャルサイト


初日朝イチを狙っていましたが用事があり午後一番で見てきました。
もともと、映画のストーリーを知った時「これはちょっと……」と思いました。

主人公の父親が火星探査機「のぞみ」のプロジェクトマネージャー。「のぞみ」の火星投入失敗からほとんど隠退生活している、とかですからね~。これは、まったくの創作です。

「のぞみ」は確かに火星の大気を調べるというミッションは失敗に終わりましたが、そのときの復旧の運用や技術は「はやぶさ」などに活かされています。宇宙開発ファンとしてはやれ宇宙のゴミだとか税金の無駄遣いだとかと十把一絡げにしてほしくはないんですけど……。

そんなことでこれは別物だという感じで見ていました。

確かに「のぞみ」の扱いはひどかったですが、映画全体としてはよく出来ています。
大きな創作の中に「はやぶさ」のエピソードがちりばめられ映画として再構成されています。専門性がある場面でも丁寧にイメージ化されていて好感が持ています。そういう意味では映画というメディアで見るには楽しい作品になっていました。

「のぞみ」の失敗、「はやぶさ」の成功という図式でプロットされているのではなく、「はやぶさ」プロジェクトの前後を(「のぞみ」と小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」)うまくつないでいます。「はやぶさ」映画というよりは、日本の宇宙開発応援映画として成り立っていると思いました。実際の過去のロケット打ち上げ映像なんかも使っていてM-3SII型ロケットが大スクリーンで見られるとは。幸せでした。

最近の3D映画は飛び出すことよりも奥行きが自然に見えるのが主流のようです。「おかえり、はやぶさ」でも宇宙空間に広がる星々はより奥行きのある無限の空間と見えて良かったです。
「はやぶさ」の姿形も3Dのおかげで構造がはっきりしてくるので楽しかった。そういう意味では背景が宇宙というメリハリの乏しい空間に3D映像はありでしょうね。

ちょっと気になったのが音楽。シンセサイザーの音が映像に合う時とあわない時の落差が大きすぎたように思えました。ささいなことなんでしょうけど楽しめている分、気になったんですよね。なんででしょう?


当初思い描いていたこととは全然違った良い映画でした。
「はやぶさ」のプロジェクトと家族の物語を上手につないで、過去から現在そして未来へ繋がる大切さ暖かさを見せてもらいました。そのテーマはエンドロールにでもしっかり表されていました。これはこれで見物でしたね。

こういうのだったら“あり”だなと心の中で拍手を送った「はやぶさ」映画でした。

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