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『妖精作戦』

笹本祐一さんの『妖精作戦』が東京創元社から発売になりました。これは予想外でうれしいことです。

親本である朝日ソノラマ版は、表紙が違うもので3種類持っているし、NHK-FM「アドベンチャーロード」でラジオドラマ化された「妖精作戦」のカセットテープも持っている。獅子王(今はなき朝日ソノラマのSF雑誌)に載っていた妖精作戦の3作目「カーニバルナイト」同人誌まで持っていたりする(笑)

私の中では笹本さんの作品の中でベスト3に確実に入る作品です。SFで青春もの。いまだとライトノベルズのカテゴリーに入るんでしょう。東京創元社版は今風の表紙だったのでちょっと違和感を覚えました。


学生たちが、転校生の秘密に巻き込まれてか飛び込んだかどうでもいいけど巨大組織を相手に謎の探偵と共に月へ行ってさあどうなるか、という小説です。
SFと言えばSFですけど、初めて読んだ時一発で気に入ったのがその設定。XB-70バルキリーやスペースシャトルなど現実に存在している航空機・宇宙船にありそうな設定をぶち込んでSFの世界に引き込んでいくところ。この設定は宇宙開発ファンとしてはたまらなかったです。

個人的に、SFはある意味簡単に宇宙へ行けてしまうのであまり好みではないです。そういう設定も嫌いじゃないですけどね、ちょっとした違和感を覚えてしまうのです。でも、この妖精作戦は、読者をちゃんと地べたから宇宙へ連れて行ってくれる。そういう現代かちょっと未来にあり得たらかもしれないところが良いです。

親本が発表されたのが1984年。携帯電話はもちろんインターネットもない。コンピューターだって一人一台の時代ではありません。でも、今読んで全然違和感がない。やっぱり、学生たちが所狭しと駆け抜ける出たとこ勝負の展開と怪しいけど優秀な探偵に謎の転校生の物語が読み返さずにはいられません。


4部作の第1作目。残りの巻も発売されるようで待ち遠しいです。
〈Jコミ〉では、1994年ソノラマ文庫版がネット無料配信という形で公開されました。<http://www.j-comi.jp/book/comic/4441

とにかく面白いですよ「妖精作戦」は。



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