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『星を作った男~昭和の衛星屋さん~』

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ロフトプラスワンのトークライブ「ロケットまつり」人工衛星版としてはじまった「衛星まつり」。そのゲストの小野さんが使用されたレジュメをまとめたものが同人誌として発売されました。もう書籍といって良いレベルの製本と内容の濃さ。こういう本を待っていました。

小野さんは、趣味がアマチュア無線。スプートニクの電波受信にかり出され、それがきっかけで日本の人工衛星開発の黎明期に携わった方です。その方が話される人工衛星の話しやその裏話など面白くないわけがない。

「衛星まつり」で小野さんはかなりの量の資料をもちこんであれやこれや見せてくれました。そのあれやこれやが1冊にまとまる日が来るなんて想像もしていませんでした。なにせロフトの不文律で「お店を出たら忘れること」があります。あの場で聞いた話見たものはお店に足を運んだお客さんのもの、という配慮があります。

たぶん、あれだけの資料を一度だけ使われるだけではもったいない、記録として残しておくべきだと考えられたんでしょうね。「衛星まつり」でスクリーンにほんのわずかな時間で映し出されたお宝を記憶だけでとどめておくのも限界がありますし。

トークイベントの資料なので『昭和のロケット屋さん』のようなストーリー性はあまりありません。しかし、資料としては一級品だと思います。なにせ日本の宇宙開発黎明期の記録がほんの一部でも紹介されているわけですから。
読んでいくと、幸運なことに全9回の「衛星まつり」に参加していたのでそのときに様子がありのままによみがえります。そして、記憶違いが一杯ありました(笑)

覚えている限りでは、「衛星まつり」で紹介された資料はほとんど載っているようです。それ以外の資料もあるようでこれは宇宙開発ファンとしては必須アイテム間違いなしです。
取り上げられている情報などは今となっては古い資料かもしれません。しかし、人工衛星の作り方、プロジェクトとしてのどういうことを考えたか、あまり知られていない日本宇宙開発黎明期に尽力された方々についてなど知りうるには遜色がない書籍だと思います。


元々は、コミックマーケット80と阿佐ヶ谷ロフトAで行われる「ロケットまつり47~垣見恒男スペシャル2」で販売されることになっていました。コミケには行けないので阿佐ヶ谷ロフトで入手すべく手配。
ところが、8月27・28日有明ビッグサイトで開催された「ハムフェア2011」やAstroArtsオンラインショップで通販される事態になっているではないですか。

AstroArts オンラインショップのページはこちら→「星を作った男~昭和の衛星屋さん~」

私は、毎年ハムフェアに参加しているのでめでたくこちらで入手。(もちろん阿佐ヶ谷の分も買った!) しかし、いったいどれだけ売れたんだ。それだけこの世界が好きなら買っておけ!の本だということでしょう。
この調子で、「ロケットまつり」の記録やトークの内容がどんどん同人誌・書籍化されると良いですね。


写真は、ハムフェア2011で販売されていた『星を作った男~昭和の衛星屋さん~』

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