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東北地方太平洋沖地震のこと

東北地方太平洋沖地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

未だかつてない地震が起きてからまだ1ヶ月も経っていません。あれから何かが止まったままに思えます。
私自身は、地震直後の帰宅難民になったこと、自分の部屋の本が散乱して収拾がつかないこと、ときどき「地震酔い」にやられてちょっと調子が悪くなることをのぞけば特に問題はありませんでした。

計画停電や通勤パターンが乱れて時間が取れなくてここも手つかずでした。
そろそろいつものようにいつも通りにしていくことが今できる最善策だと考えております。
ひさびさなので思いついたことを書いてみようと思います。

計画停電の影響で我が家でも何度か停電になっています。
近くに80歳を超えた祖母が住んでおります。
初めての停電後、家族に祖母はどうだったか聞いてみました。
祖母曰く「戦争中はこんなもんだったよ」
ある意味非日常を乗り越えてきた人は凄いと思いました。


非日常と言えば、いきなり非日常になってしまった感があります。
非日常には非日常を想定した人たちが心強いですね。
病院の屋上にヘリをホバリングさせた自衛隊に、松島基地・仙台空港に強行着陸した米軍に、と例を挙げれば切りがありません。


日本には情報収集衛星(IGS)というものがあります。(ウィキペディアによる説明はこちら
私が知る限りこいつが取得したであろう情報がこの地震・事故に関して一切出てきません。
元はと言えば北朝鮮のテポドン騒ぎから出てきた代物ですが「大災害への対応」ともうたっております。
防衛上の機密と言えばそれまでですが、今集めた情報を使わずにいつ使うのでしょうか?
「公開すると、国の安全を脅かすものが出かねないとかで公開を拒否」しているとか訳が分かりません。
IGSは現在3世代目の衛星が運用されています。古い2世代目のIGSの情報のみを出すとか「方便」や「策」を考えないんですかね。
情報収集衛星というシステムの必要性は分かります。けれど今回の件で分かったことはIGSは本当に必要だったのか?ということです。
このシステムに10年間ほどで6000億円をつぎ込んでいます。その予算を災害対応に使える地球観測衛星や通信衛星などに振り向けるべきです。
現に陸域観測技術衛星「だいち」・超高速インターネット衛星「きずな」・技術試験衛星VIII型「きく8号」は今回の災害対策支援に使われています。

だいち災害情報
超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)による東北地方太平洋沖地震の災害対策支援について
技術試験衛星VIII型「きく8号」(ETS-VIII)による東北地方太平洋沖地震の災害対策支援における人工衛星回線の接続開始について

さすがに今回の件でIGSなんか今すぐ捨ててしまえ!です。


災害などの危機管理は、非日常を日常へ向かわせるものです。マイナスからゼロへ戻すことと言われています。
ですから、災害前よりもプラスへ向かわせるのはどうしても二の次になります。
そもそもどんなに理想的な復旧・復興が出来ても最初のゼロに戻ることは本当にまれです。
ですからどうしてもマイナスが残ってしまいます。そのことのみ取り上げてあーだこーだはいただけません。
3月11日よりも前にはけして戻りません。
でも、限りなくゼロへ。もしくは新しいゼロを目指しましょう。


永六輔さんのラジオ番組の中でゲストのきたやまおさむさんに永さんがこんな質問をしました。
「がんばれ」と「がんばろう」の違いは?
(いつもならラジオサーバに録音しているのですが計画停電で電源を落としていたのでうろ覚えですけど)
「がんばれ」は他人事で「がんばろう」は他人事ではなく自分もその中に入っている(のような)ことを答えておられました。

私の被害なんてたいしたことありません。それこそ雲泥の差があります。
でも、一緒にそれぞれの出来ることでがんばろう!

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