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「こうのとり」2号機ミッション完了

3月30日12時過ぎ宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」2号機は大気圏に再突入しました。
国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資輸送を見事に成功させ67日間のミッションを見事に完了しました。

宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機の大気圏への再突入完了について

「こうのとり」2号機は、当初の打ち上げ予定日から2日遅れの1月22日にH-IIBロケット2号機で打ち上げられました。それでも国際宇宙ステーションの到着は1月27日把持、28日結合と予定通り。
スペースシャトルの打ち上げのためISS上でドッキング場所を変更したり、各国の宇宙機と大集合したりとなかなかの役者ぶりでした。東北地方太平洋沖地震の影響で地上の運用管制が一時中断したものの、こうのとり自体はほとんど問題なくミッションをこなしました。

大気圏再突入前には、宇宙飛行士が作った折り鶴が搭載されました。また、ISSの管制を行っている各国のセンターでも折り鶴を作りました。詳しくはこちらをご覧ください。
宙に願いを、宙から祈りを

年に1回の打ち上げがもったいない宇宙船です。すでにISSから物資を地上へ回収するHTV-Rも計画されています。これからの飛行が楽しみです。

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「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン」見てきました

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もうだいぶ前ですけど2月末に府中市郷土の森博物館で「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン」を見てきました。

「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」(HBTTE)自体は、小惑星探査機「はやぶさ」地球帰還前に作られた作品です。
帰還バージョンは、「はやぶさ」地球帰還の様子を含めて作られたものです。
HBTTEの完成度はものすごく高く「2010年6月13日に地球帰還」とテロップを直しただけでも満足いくものだと思っていました。

「帰還バージョン」公開を知って、帰還の地オーストラリアのウーメラ砂漠で実際に「はやぶさ」の帰還を見られた監督がどんな風に描き直すのか、ラストショットをどのように解釈するのか楽しみでした。
時間にして約2分ほど上演時間が長くなっています。
(帰還バージョンもいろいろあるそうです。監督がまとめられています。こちらをご覧ください)
見た感想をあまり書くとネタバレになりますのでざっくりと。

見終わって思ったのは「これで完結した」です。
具体的になにがと言われてもうまく説明出来ませんがすべてが収まるところへ収まった、という感じです。

地球帰還時のシーンは、実際の映像もありますけどそれを補ってなおよく出来ていました。おそらくあんな風に地球に帰還してきたのでしょう。
ラストショットの解釈は、あまりひねらずに直球でした。
そして、エンディングは完全にやられました。そういうことですよ「はやぶさ」の帰還が産んだものは。
見に行って本当に良かったです。


うれしいことに、帰還バージョンもBD & DVDの発売が決定し絶賛予約受付中です。
「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH - 帰還バージョン」先行発売分 予約専用ページ>(ただし4月7日まで)

さらに、「帰還バージョン」は、「第52回科学技術映像祭」科学技術教養部門を受賞しました!

さらにさらに、角川映画配給で全国の劇場にて公開されます!(詳細はこちら
5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにてロードショーです。
プラネタリウムよりも大きなスクリーンで「HBTTE」が楽しめます。
出来れば、6月13日は相模原キャンパスでも公開してほしいです(笑)


ちなみに、「帰還バージョン」を見に行った日は、「郷土の森梅まつり」が開催されていました。
時間があったのでちょっと見てきました。

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東北地方太平洋沖地震のこと

東北地方太平洋沖地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

未だかつてない地震が起きてからまだ1ヶ月も経っていません。あれから何かが止まったままに思えます。
私自身は、地震直後の帰宅難民になったこと、自分の部屋の本が散乱して収拾がつかないこと、ときどき「地震酔い」にやられてちょっと調子が悪くなることをのぞけば特に問題はありませんでした。

計画停電や通勤パターンが乱れて時間が取れなくてここも手つかずでした。
そろそろいつものようにいつも通りにしていくことが今できる最善策だと考えております。
ひさびさなので思いついたことを書いてみようと思います。

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「宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機」のスペースカバーが届く

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銀座わたなべさんから<宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機打上記念 スペースカバー(No.105)>が届きました。
(実は、とっくの昔に届いていましたが記事にするのが遅くなりました)

前回の「HTV」は、H-IIBロケット初号機の試験飛行も兼ねていました。今回の「こうのとり2号機(HTV2)」は、運用機の第1号として飛行しています。
今回のスペースカバーは、その「こうのとり2号機」を中心にHTVが「こうのとり」という愛称になったのを受けてそちらもデザインに取り込まれています。
ちょうど国際宇宙ステーションに結合作業を行っているところで、日本実験棟「きぼう」が背景にあったりとなかなかうまい構図になっています。


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今回も一緒に購入したスペースカバー。
どうしようかと考えて、小型ロケットのスペースカバーを注文。

スペースカバーのお知らせが届いた時に「こうのとり」2号機の打ち上げを見に種子島に行っていました。そこで種子島宇宙センター内の竹崎小型ロケット発射場も見学してきました。ここから打ち上げられたロケットたちも小型ロケットながら粒ぞろいです。それではと、いうのが今回のチョイスです。
実際に小型ロケットのスペースカバーを手にしてみるとこういう集め方も良いもんでした。

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冬空のジュエル

タイトルは、アクアマリンのアルバム「Songs of COSMOS」にある曲からです。

この曲を聞いたのは、種子島でH-IIBロケット2号機の打ち上げを見に行った時です。打ち上げを見て西之表の宿に戻る最中に何気なく聞いていたラジオからでした。

種子島は、大陸が近いせいか夜間はAMラジオは混信してなかなか国際色豊かでした。そんな中で聞こえてきたこの曲だけが耳に残りました。
歌詞が夜空を歌ったものだったこと、ついさっき宇宙へ向かったロケットを見たことも重なってもう一回聞いてみたいなと思いました。

種子島から帰ってきて、ラジオ番組名や曲を聞いた時間帯から調べると番組のホームページにタイトルが書かれており、そこからすぐにアルバム名までたどり着きました。(ちなみに聞いていた番組は、NHKラジオ「地球ラジオ」でした)
あれ、いつも購読している天文雑誌「星ナビ」に掲載されている「アクアマリンの誌上演奏会」のアクアマリンの曲ではないですか。
それではと、AstroArtsオンラインショップから購入。(ちなみに一緒に購入したのはもちろん「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH - オリジナルサウンドトラック」!)

届いたCDをさっそく聞いてみました。
ラジオから聞いた時は分からなかったボーカルの力を味わうことが出来ました。
星や天文を歌ったものが多いので静かな曲調が多いです。奇をてらわずに宇宙や星への景色や思いをまっすぐに歌っています。

落ち着いたリズム。ゆっくりとした歌い方。舞台の多くが星が見える場所。ちょっと種子島を思い出します。
聞いていると心が穏やかになる。リズムが出来てきて心地よくなる感じがします。壮大だけだ壮大すぎずに手を伸ばせば届きそう。

星に詳しくない私でもすんなり聞くことが出来ました。
歌うことが好き。星が好きという気持ちがいっぱいです。それだけで終わらないが歌い手の迫力というか歌への意志がはっきり強く伝わってくるからでしょう。
「冬空のジュエル」はそれが顕著に表れていると思います。サビの部分なんかは歌詞の綺麗さとあいまって改めてはまりました。


聞き込んでも良し、BGMとして聞いても良し。
久々に良い曲とアルバムに出会えました。

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『脳天気にもホドがある。 燃えドラ夫婦のリハビリ日記』

「なまもの!」で有名な大矢博子さんの本が発売されました。
発売当時に購入していましたが最近やっと時間が出来たので一気に読みました。
副題に「燃えドラ夫婦のリハビリ日記」とある通り、旦那さんのリハビリを中心にしたエッセイです。
内容が重くなりがちなのにこんなに面白くてためになる、そして好きなものがあるって本当に良いなと思った本です。

『脳天気にもホドがある。 燃えドラ夫婦のリハビリ日記』
(大矢 博子著 ISBN978-4-492-04399-8 東洋経済新報社)

大矢さんのホームページの日記を知ったのは森博嗣さんのリンクから。いわゆる隠し日記になっていて探し出さないと読めない日記でした。
ミステリを中心とした書評ページ(!?)のはずなのに日々変わらない生活を書いてあるのに、こんなに腹を抱えて笑える日記は毎日毎回読んでも飽きませんでした。
現在は、ホームページをリニューアルし日記をブログに移行して公開!されていますけどその楽しさは全然変わらず。

ミステリ書評家としても活躍中の大矢さんが本を出されるとあったのでてっきりその日記をまとめたものかと思っていたら「旦那さんとのリハビリ日記」です。
日記に若干は触れられていたことが、本書では日記風に書かれています。
旦那さんが脳梗塞を起こしてからの闘病やリハビリと介護の毎日。これだけだと闘病日記のように読めますがそこは「なまもの!」の日記を綴っていた大矢さん。

リハビリや介護の中での出来事をこんなに面白く重くならずにエッセイにしています。ミステリの書評家としてその世界にのめり込む主観性と作品の世界観を第三者として温かく見守る客観性がこのエッセイでも発揮されています。
日記だから振り返ってみての感想とそのとき得られた情報がしっかりとまとまっている。読み手にそういうことが起きても役に立つように配慮がされていると思います。だから面白いだけで終わっていません。

それに旦那さんも大矢さんも「ドラゴンズ」が大好き。(旦那さんは「鉄道ファン」でもあります)
好きなものがあることでリハビリや闘病がこんなに違うものになるんだ、と実感出来ます。というか趣味丸だし。
やっぱり、リハビリ中でも好きなことがあることは介護する側もされる側にも力強い援護になるんですね。

本書にも書かれています。
「看護や介護をする家族は、休むことに罪悪感を持つ必要はありません」
脳梗塞のリハビリに必要な情報やノウハウも書かれています。その辺りはさすがです。要所要所で事実やノウハウが箇条書きされていて分かりやすい。読んでいてこんなことにも気を回さないといけないんだと気づかされました。

気軽にエッセイと読むことも出来ますし、リハビリをする介護者の気持ちにやらなければいけないこと、時にはやらなくてもよいことを知ることが出来ます。
いずれにしても笑って読めていろいろな意味で中身の濃い本でした。


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