« 平成22年度「科学技術週間」筑波宇宙センター特別公開 | トップページ | 時をかける少女 »

角田宇宙センター一般公開

2010050201

4月18日は、宮城県は角田市のJAXA角田宇宙センターに行って来ました。この日は、科学技術週間にあわせての一般公開です。
もともと前日土曜日が会社の行事が入っていました。17日の筑波宇宙センター特別公開が行けないではないですか! う~んそれはつまらない。そうだったらまだ訪れたことのない施設見学に行くかと「角田宇宙センター」に照準を会わせて行って来ました。
(ちなみに会社の行事は16日からの悪天候で中止。おかげで筑波宇宙センターにも行けちゃいました)

2010050202
新幹線など乗り継いで東北本線「船岡駅」に到着。ここから無料送迎バスで角田宇宙センターに向かいました。

到着するまで知らなかったのですが、船岡は「一目千本桜」で有名な桜の名所。ちょうど桜が満開で多くの観光客が訪れていました。どおりで仙台からの電車がラッシュ並みに混んでいたわけです。

2010050203
バスで10分かからずに角田宇宙センターに到着。とにかく広い。東京ドーム約35個分だそうです。あまりに広いのと高圧ガス設備などあるため構内の移動は巡回バスのみ。
受付を済ませて宇宙開発展示室のある東地区へバスで移動。

バスが来るまで受付の周囲をうろうろ。写真のようにおみやげやご当地の角田牛の串焼きとか売っているテントが列んでました。昼飯時に立ち寄って串焼きと焼きそばをおいしくいただきました。

2010050204
宇宙開発展示室前「H-II・H-IIAロケット(10分の1模型)」
前日の天気がうそのような晴れで助かりました。もし前の日だったら相当寒かったとか係の方が言われていました。

2010050205
宇宙開発展示室前「LE-5エンジン(実機)」
角田宇宙センターは、主にロケットエンジンの研究・開発試験を行っているところです。
元々、西地区は旧航空宇宙技術研究所のロケットエンジン研究施設、東地区は旧宇宙開発事業団のロケットエンジン開発試験施設でした。JAXAになってからは宇宙推進系研究開発を行っているそうです。

LE-5・LE-7エンジンが屋外展示されています。いずれも試験に使用されたもので試験時のセンサーがくっついていたり、燃焼による金属の変色などよく見てとれました。でっかいケース入りがちょっと残念ですけど。

2010050206
宇宙開発展示室前「H-IIロケット第2段タンク(実機)」
お目当てのひとつ。こうやってみるとなかなかの迫力です。液体水素タンク・液体酸素タンクそれぞれ内部が窓越しに覗けるようになっています。これも試験に使用されたものです。LE-5Aエンジンがないとちょっと違和感ありますけど。

2010050207
H-IIロケット第2段タンクが展示されている場所はこんな感じです。周りに何もなくてもったいにない。写真撮るには余計なものが入らないのでよいですけど。H-IIやH-IIAロケットの第1段が一緒に展示出来そうです。

2010050208
宇宙開発展示室「ロケットエンジンの歩み」
これまで角田宇宙センターで開発してきたロケットエンジンの展示が行われている場所です。中心には、H-IIロケット8号機の海底より回収された第1段エンジン「LE-7」が置かれています。以前は筑波宇宙センターにあったものです。

2010050209
宇宙開発展示室「LE-3エンジン」
N-Iロケット第2段目で使用されたロケットエンジンです。はじめて見ました。こんなお宝がごろごろしていたので写真を撮りまくってきました。

2010050210
東地区は、「供給系総合試験設備」と「高空燃焼試験設備」があります。しかしここはバスツアーによる見学のみです。バスに乗り込んで係の方の話しを聞きながら施設を遠くから見てきました。
なんでもこの一般公開1週間前に実際のフライトに使用するロケットエンジンの試験を行ったそうです。

バスの中で簡単なクイズがありました。ロケットの燃料である液体水素の値段はいくらか? 缶ビールと缶ジュースで説明されていました。昔は缶ビールほど値段だったのですが今は液体水素の需要が増えたそうで缶ジュースほどの値段だそうです。思っていたよりも安いですね。

2010050211
「極低温インデューサ試験設備」
東地区から西地区へ移動して各施設を回ります。
こちらでは「ロケットエンジンの泡(キャビテーション)」とうたって、インデューサで発生するキャビテーションの実験など紹介されていました。

ちなみにキャビテーションは完全になくせないものか質問したところ、完全には無理だそうです。燃料供給側の圧力を高くするかインデューサの回転を高くすれば出来ないこともないそうです。しかし、供給側の圧力を高くすると燃料タンクがでかくなる。インデューサの回転数を上げるとターボポンプがでかくなる。ロケットにとってはよろしくないことになるのでキャビテーションが発生しても問題ないように設計されているそうです。

2010050212
「極低温インデューサ試験設備」
実験時にインデューサが設置される場所です。モニターにキャビテーションが発生する状況を映していました。

2010050213
「液体水素ロケットエンジン要素試験設備」
こちらでは、ロケットエンジン燃焼試験を模した液体窒素噴霧の可視化試験が行われていました。
実験にモニターする部屋も見学が出来ました。

2010050214
液体水素ロケットエンジン要素試験設備「液体窒素噴霧の可視化試験」
試験自体は1日5回と時間が決まっていました。うまい具合に試験の時間に見学していたのでそのまま試験も見てきました。
試験前に実験装置の説明があり、実験設備の近くで話しを聞きました。

2010050215
液体水素ロケットエンジン要素試験設備「液体窒素噴霧の可視化試験」
この設備で推力3トンまで試験が出来ると説明がありました。たった3トンでも山肌がえぐれるそうです。

2010050216
液体水素ロケットエンジン要素試験設備「液体窒素噴霧の可視化試験」
試験時は、ちょっと離れて見学です。ロケットエンジンの燃焼ではないので白いガスの煙が見えただけでちょっと肩すかし。でも、実験開始にいたる係の方のやり取りがまるまる聞けてちょっとしたロケット打ち上げ気分を味わえました。

2010050217
「ラムジェットエンジン試験設備」
設備がでかいので写真を撮ってもなんだか分かりませんでした。
複合エンジンの紹介ビデオが流れていました。それが見終わると係の方が施設の簡単な説明をされていました。
説明されている中にロケットまつりにも来られた平岩さんがいたような気がしましたけど?

2010050218
「計算センター」
スーパーコンピュータを用いたシミュレーション体験などやっていました。その他にもスーパーコンピュータで使用しているCPUの展示なども行われていました。

2010050219
計算センター「ママチャリ8時間耐久レース」
施設の中でこんなもの見ました。こちらのレースに参加されたようです。良いですねこういうの。なんでも結果は総合11位だそうです。


帰りのことも考えて15時前には撤収しました。そのときちょっと気がついたのがアンケートの回収方法。
回収場所は東地区。駅へのバスが出ているのは西地区。アンケートを出すには一度東地区に行ってから西地区に戻ってこないと帰れない。全部の施設を見てもらおうという配慮なんでしょうけど、東地区から見学したので行ったり来たりはちょっと面倒です。西地区にも回収場所をもうけるとかバスの中で回収するとかあると良いですね。

2010050220
帰りに仙台までの電車の時間があったので「一目千本桜」を見てきました。
駅から数分で白石川堤の桜並木にたどり着きます。
ものすごい観光客。時間帯が悪かったので逆光で撮影した写真です。

2010050221
「日本一のソメイヨシノの巨木」
土手沿いに満開の桜でした。

2010050222
船岡駅から見た桜並木。
土手で写真を撮っていたら子供たちが手をつないで歩いていました。
「写真で見るより目で見た方が奇麗だよね」
……同感です。


遠路はるばる見学してきました。思っていたよりも見るとかがあったので足を運んで正解でした。
そうそうは通えませんけどチャンスがあったら行きたいですね。その時は日帰りはやめて宿泊コースで1日楽しみたいです。

|

« 平成22年度「科学技術週間」筑波宇宙センター特別公開 | トップページ | 時をかける少女 »

「宇宙開発」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49026/48237943

この記事へのトラックバック一覧です: 角田宇宙センター一般公開:

« 平成22年度「科学技術週間」筑波宇宙センター特別公開 | トップページ | 時をかける少女 »