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Yuri's Night 2010

2010042411

4月11日、東京はお台場「日本科学未来館」で開催されたYuri's Night 2010「0 to 10 ~ゼロ年代から拓く宇宙開発~」に行って来ました。
行こうかどうか迷っていましたが講演内容が決定したら俄然行く気になりました。
今年は、パネルディスカッションが予想以上によかった「Yuri's Night」でした。

会場は、日本科学未来館7階「みらいCANホール」 こんなホールあったんですね。会場は半分くらいの入りでした。去年と比べるとちょっと寂しく感じました。
去年と違うところは、ニコニコ動画とUstreamの生中継が入っており、twitterでツイートを飛ばしている人もいて会場以外での参加者も1000人単位でいたようです。ニコニコ動画で1300人以上が視聴していましたしね。

Ustreamでは、そのときの模様が見られるようです。
yurisnight-jp-2010 on USTREAM: ユーリーズナイトジャパンン2010 4月11日開催
(いくつか動画あるようですが全部見られませんのでご参考程度に)

twitterのまとめはこちらにあります。
第1部まとめ<Yuri's Night 2010 0 to 10 ~ゼロ年代から拓く宇宙開発~ では!ユーリズナイトのニコ生へ出発。今回はUSTと同時中継です
第2部まとめ<Yuri's Night 2010 0 to 10 ~ゼロ年代から拓く宇宙開発~ よーしパパ、ツイッターでリプライ飛ばしちゃうぞーw
第3部まとめ<Yuri's Night 2010 0 to 10 ~ゼロ年代から拓く宇宙開発~ ユーリズナイト第3講演は、はやぶさとはやぶさ後継機
第4部まとめ<Yuri's Night 2010 0 to 10 ~ゼロ年代から拓く宇宙開発~さて、次はパネルディスカッションだ。初めてなので緊張する。


講演は3つ行われました。詳しいことはまとめを読んでもらうとして……簡単に感想など。


2010042412

松浦晋也さんの『オバマ宇宙政策と日本の対応』
2月1日に発表されたアメリカの宇宙開発政策についての解説と日本独自の月探査計画などばっさばっさと切りながら解説。アメリカのまねをすべき時にしないでアメリカがやらなくなったら下手にマネをする。今回は日本はマネをするべきだ、は凄すぎます。それはどうかと思いますが政治的に正しいんでしょうね。


2010042413

今田高峯さんの『有人宇宙船開発に向けて、日本はどこまで来たのか』
4月1日にJAXAは「宇宙ステーション回収機研究開発室」を設置しました。日本の宇宙ステーション補給機HTVに回収機能を持たせる。その先の有人飛行も視野に入れた研究が行われます。

講演内容は「宙の会」ホームページに論文が掲載されています。その解説などありました。予算と機材がかき集められれば無人弾道飛行ぐらい今すぐに出来そうですね。

有人宇宙論壇シリーズ
有人宇宙システムの構築に向けて (1)宇宙船概要
有人宇宙システムの構築に向けて (2)各モジュールの機能
有人宇宙システムの構築に向けて (3)ロケットとアボートシステム
有人宇宙システムの構築に向けて (4)海上回収
有人宇宙システムの構築に向けて (5)開発シナリオ


2010042414

吉川真先生の『「はやぶさ」ミッションの現状と「はやぶさ後継」ミッションの構想』
6月地球帰還を目指している小惑星探査機「はやぶさ」の現状とその後継機のミッションの変遷などありました。
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の映像を使うのは卑怯です(笑) 泣くかと思った。実際涙ぐんでいましたけど。川口プロマネのお言葉なども良いですね。ちゃんと不具合は不具合として次に活かそうとありました。
「はやぶさ2」では、はじめて見たミッション動画があり足を運んだ甲斐がありました。こんな動画があるなら公開して欲しいなとちょっと思います。実際にはまだミッションとして認められていないから簡単には公開できないんでしょうけど。


2010042415

『パネルディスカッション』
モデレータに寺園淳也さん登場。パネリストは、講演されたお三方に大貫剛さんを迎えての形でした。
寺園さんと大貫さんは、選ばれた者しか着られないあの“はっぴ”を着てました(笑)
2010年から10年前(2000年)10年後(2020年)という切り口から始まって、各モデレータそれぞれの立場から意見や自由な発言が飛び交ってました。
大貫さんが話された南極基地と輸送手段の例えはよかったですね。あの話しからディスカッションが盛り上がったと思います。そういう意味でも民間の視点って大事ですね。

生中継を見ている方たちの質問を受け付けたりしているうちに妙な一体感が出てきました。会場の方は最後まで半分くらいしか埋まりませんでしたけど、ネットを通しての参加者は千人以上の規模とか。もう、リアルだネットだとか区別している時代ではなくなりつつありますね。こういう参加が出来るのが証明されたパネルディスカッションでした。ただ、会場にコメントが流れているとそっちが気になって話しに集中出来ない(笑)

日本の宇宙開発の危機的状況は分かっている。ところが大小あれど各々手足を縛られてうまく動けない。でも、それをこまねいているだけの余裕はそろそろなさそうだ。それぞれの現場・立場で奮闘せよ。それは直接携わっていない人間でも同じ。出来ることはまだある。そんな前向きなディスカッションでした。


何回か「Yuri's Night」に参加しましたけど今回は例年になく成功だったと思います。
もし、日本の宇宙開発で何かが始まるのなら、たぶん起爆剤のひとつになったと言われる「Yuri's Night」かもしれません。
見ている側の私でもなにか出来そうな気分になりました。

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