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小惑星探査機「はやぶさ」第2期軌道制御終了

とうとうやりました。本当にあと一歩のところまで来ました。ひたすら凄いの一言です。

小惑星探査機「はやぶさ」搭載イオンエンジンの連続運転による軌道制御の終了について

小惑星探査機「はやぶさ」情報で着実に地球帰還へ近づいていることは知っていましたけど公式発表として出ると違います。ネットのニュースなんか6月帰還は確実、とまで出ていますし。

第1期軌道変換が終了した時点で「地球帰還までの残り軌道変換量は、たったの400m/sです」とありました。その“たった”が3月27日午後3時17分をもって本当に“たった”になったんですね。

ここまで来れば、キセノン生ガス吹いてでも帰ってきそう。というはこれ以上なにも起きずに帰ってこい!
無事の帰還を祈りつつ、ちょっと大げさですけど6月までの2ヶ月をいろんな意味で大事にしたいです。

それではいつものやつを……。
待っているぞ「はやぶさ」
がんばれ「はやぶさ」!
がんばれ「はやぶさ」に関わるすべての人たち!!

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『増補 スペースシャトルの落日』

松浦さんの『スペースシャトルの落日』が文庫化しました。ただの文庫化だけでなく、その後のスペースシャトル計画、アメリカの宇宙開発戦略にも踏み込んだ内容になっています。

『増補 スペースシャトルの落日』
(松浦 晋也著 ISBN978-4-480-42689-5 ちくま文庫)

スペースシャトルという宇宙船が持っている問題点をずばりと指摘した良書です。それが文庫化して持ち歩きやすくなった以上に“増補”という形で追加情報が盛り込まれていてとってもお得です。
早ければ今年にも引退する「宇宙船」を見直すには良いタイミングかもしれません。

親本がスペースシャトルを冷静に見直したのが中心でした。文庫では1980年から打ち上げられているアメリカの宇宙船の話しにとどまらず、21世紀のアメリカ宇宙開発戦略、人間が宇宙へ行くための乗り物はどうあるべきかまで解説されています。
宇宙開発の本であり、技術論の本であり、巨大計画の光と影を失敗という視点から取り上げた本でもあります。

親本の時も思ったのですが、この宇宙船にやっぱり乗れないのか、ですね。打ち上げ初期は人と貨物を運ぶ宇宙船というよりも一般の人でも乗ることが出来る宇宙船というイメージが強かった。それがいつまで経っても乗れる気配がない。選抜された宇宙飛行士ですら10年近くかかっての搭乗です。一般人が乗れる余地なんかなかった……。イメージとコンセプトと現実がこんなに違っていたなんてこの本を読むまで気がつかなかったですね。

その辺りをこの文庫を読む度にさらによく分かります。宇宙開発好きよりもなにげなく手に取った人の方がこの本の面白さを楽しめると思います。
文庫化だけでもうれしかったですけど、内容がさらに充実で大変楽しめました。


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ロケットまつり37

2010032701

3月7日、東京は新宿「ロフトプラスワン」で開催された「ロケットまつり37」に行って来ました。
久々の林さん登場に科学衛星を打ち上げてきたMロケットの話しとなれば行かねばなりません。年度末のすき間を縫って雨の新宿へ向かいました。

あまり書けない内容ばかりの「ロケットまつり37」でした。いつもながら今更ですけど備忘録がてらに書いておきます。

続きを読む "ロケットまつり37"

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さよならメモリーズ

supercell ryoさんのシングル2曲目です。予約して購入した甲斐がありました。

supercell 2nd single 「さよならメモリーズ」

歌詞はちょっと物悲しいけどメロディは気持ちがよいですね。階段を一段抜かし駆け上がる、なだらかな坂道を走り抜けたくなる疾走感です。そう、聞いてきて窮屈じゃない歌です。繰り返し聴けば聴くほどそう感じます。

歌われている言葉は、とってもシンプルで素直な組み合わせです。でも、それが聞く人の想像を巡らす幅と記憶を呼び起こすキーワードを持っています。

タイトル通り別れの曲でけじめを歌っています。それがただのゴールでなくて誰もが通る道で中間点だと言えます。どこのゴールに向かっているかはそれぞれの人生。そこにいたるまでには必ずある中間点を一区切りとしてこの曲はまっすぐに歌い上げているんでしょう。

卒業シーズンと限らず、節目節目に聞き返したくなる曲のひとつになりそうです。


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ARIA The NATURAL DVD-BOX

発売早々購入してました。のんびりゆっくり見て今頃までかかってしまいました。

「ARIA The ANIMATION」よりも原作のエピソードが多くて描かれています。コミックから入った人間としては十分堪能できました。
原作は原作で完成しているけど、一通り読み終わってみるとあのエピソードはもしこうだったら、と思うことがありました。
「ARIA The NATURAL」ではそう思っていたエピソードはもちろんのこと、他の回でも原作の世界を壊さずに補われていました。オリジナルの回でも原作に忠実な話しだよなと勘違いしてしまうくらいです。つくづく良い作品です。

第25話「その出逢いの結晶は…」は、そのものずばりでしたね。もしこうだったらを実現した上でアニメ上の味付けで原作の良さがさらに素敵なものになっていました。予想していたとはいえ、ここまでやってもらえるとうれしい限りです。アニメとかコミックとか関係ないですね、「ARIA」は。
最終話も、ここでおしまいという感じではなく、次また会えたらうれしいですねという心遣いが見えます。良い余韻がいつまでも続いております。

「ARIA The ORIGINATION」DVD-BOXが3月25日(木)に発売です。もちろん購入します。
もうしばらく「ARIA」の世界に浸れそうです。


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『太陽の科学』

新聞の広告で知りました。なかなか読み応えです。

『太陽の科学』
(柴田 一成著 ISBN978-4-14-091149-5 日本放送出版協会)

太陽について研究している方が書かれた本です。太陽の謎を解くいくつかの仮説を追いながら数々の研究成果が紹介されています。

4章立てで(序章と終章を除く)そのうち1章をまるまる人工衛星による太陽観測について取り上げられています。日本の太陽観測衛星「ひのとり」「ひので」の観測内容やそこから得られた知見など詳細に書かれています。この手の本はさわり程度に観測を行った人工衛星の紹介がありますがこの本はちょっと違います。その点宇宙開発ファンとしてはとてもうれしい。

太陽の謎について対立する仮説に決定打が出ていない分野があります。その点を太陽観測衛星「ひので」による観測でもしかしたら対立する仮説ではなく統一できる説が考えられているそうです。ここら辺はなかなか読んでいて楽しく興奮できました。
思考や実験では突破できない壁を人工衛星・探査機の観測による知見で突破していくサイクルはどんどん進んでほしい手法ですね。

太陽が起こしている現象もまだまだ未知の部分だらけであることがこの本から分かります。その研究の過程で地球に及ぼす色々な影響についても紹介されています。身近な存在の恒星としての太陽だけでなく、天体が形成される過程に生命の進化の話しまで広がっていて興味深いです。

晴れていれば昼間に見えている太陽は当たり前な存在ですけど、こうやって数々の謎を知ると違って見えてくるのかもしれません。
工学・理学が全滅な私でも、この本を通して太陽について、その先にある銀河や宇宙の謎と仮説を堪能できました。


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『あまんちゅ!』2巻

第1巻が作品の世界の始まりだとするとこの第2巻は見事に軌道に乗せています。待っていた甲斐がありました。

『あまんちゅ!』2巻
(天野 こずえ著 ISBN978-4-86127-696-5 マッグガーデン)

いきなりアポロ11号の月着陸の話しから始まったので個人的にうれしくなってしまいました。
第1巻では作品の世界を描いてその場所を紹介したところでした。
この巻では、その世界にのめり込んでいくとっかかりでした。ひさびさに素敵な話しを読みました。
お気に入りの話しは「プール実習」と「宝物」です。

ダイビングをやっている友人から、「止まる」「考える」「行動する」の話しを聞いたことがあります。「止考策動」とかいうそうですけど、パニックにならないように忘れてはいけないことだそうです。
じゃあパニックになったら……そういう時のために「バディシステム」があります。ダイビングは必ず二人で行動する。

1巻では主人公たちは出会っただけですけど、この巻では「バディ」になりました。一人で行動するよりも誰かと一緒に行動するともっと世界が広がる快感と安心感が見事です。
ダイビングするだけの「バディ」でない話しもよいですね。おっかなびっくりでも行動してみると結果はどうであれ何かが増えている心地よさが第2巻で満喫できました。

2巻も発売が楽しみでしたけど、3巻の発売がもっと楽しみになりました。


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