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「はやぶさ」が近づいて来ました

いろいろやっていたら書くのが遅くなりました。でも書くざるを得ませんね、こればっかりは。
予告通り、小惑星探査機「はやぶさ」が地球引力圏を通過するところまでやって来ました。

「はやぶさ」地球引力圏軌道へ!地球まであとわずか

ここまで来たら勝手に地球に向かってくるわけではなく、さらに2ヶ月ほどイオンエンジンの運転を続けて地上へ小惑星「イトカワ」のサンプルが入っているかもしれないカプセルを届けるまで飛行する必要があります。

「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口先生によると「地球の引力圏を通過する軌道へのったということは、「はやぶさ」が地球への往復飛行に一応の区切りをつけたこと、帰還できたことを示しています。」とあります。
この「帰還」という言葉の意味を考えていたらひとつ思い当たることがありました。

JAXA i マンスリートーク「小惑星探査機『はやぶさ』に迫る」(Audio File)の質疑応答の中で川口先生がこんなことを言っておられます。(一番の最後の質問に対して答えられているところです。時間にすると1時間12分を過ぎたあたりから)
無理矢理にまとめますと次のようなことです。間違っていたらごめんなさい。

「……他の天体に行って途中下車して戻ってくる場合、化学エンジンだとだめでイオンエンジンや高性能のエンジンを使う必要がある。ところがイオンエンジンなどでは地上から離陸できない。地上から宇宙に行くには化学エンジンを使って途中で宇宙船を乗り換える必要がある。そうなると中継点になる港のようなところが出来るはず。そこでイオンエンジンなどを使用する宇宙船に乗り換えて他の天体に向かうはずだ……」とあります。

「帰還」と言っているのは、このことを含んでいるんではないかと楽しく妄想しています(笑)
関東圏に住んでいて海外に行く場合、自宅から成田空港まで何らかの手段で行きます。そこから航空機の乗って海外へ。帰ってくる場合もまっすぐ自宅に帰れれば良いものの、一度成田空港に立ち寄ってそこから別の交通手段で自宅へ帰ります。
成田空港についた時「帰ってきた」と言っても別におかしくないと思います(ちょっと強引かな) でも、本当の意味で帰ったことになるのはあくまでも「自宅」に着いた時。

今回の帰還の意味は、いわゆる成田空港まで帰ってこれることに目処がついた、と例えてもよいのかなと思います。その先には、いずれで出来るであろう他の天体に向かう中継点(宇宙ステーション?)なりに他の天体から戻ってくる技術や運用について初めの一歩に手が届いた、まで言ったら大げさですかね? これも楽しく妄想中です(笑)

イオンエンジンによる動力飛行は3月過ぎまで、そして帰還予定日の6月まで「はやぶさ」は地球へ向かって飛行を続けます。
とにかく、無事に帰ってくることを祈るばかりです。


ところで、今週のはやぶさ君に新キャラクターが登場しました。
「うっちーさん」こと、内之浦宇宙空間観測所の34メートルアンテナ。どんどんいけー、と思います。
でも、34メートルアンテナは「うちのうらさん」かと思っていたんですが、もしかしてすでにどこかに「うちのうらさん」がおられるんですかね? 早くの登場を待っています(笑)

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