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PRISMのベリカードが届きました

23日仕事から帰ってくると封筒が届いていました。
待ちに待っていた東大中須賀研究室の超小型人工衛星「PRISM」のベリカードが届きました。
この日はちょうど「PRISM」打ち上げ1周年。見事なタイミングで届いたのでビックリしましたよ。
「PRISM」打ち上げ1周年本当におめでとうございます。ベリカードありがとうございました。

ちなみにベリカードとは、受信証明書や受信確認書と言われているものです。放送局や無線局の電波を受信したことをその相手方に報告すると証明書を発行してくれます。一種のポストカードみたいなものです。

いつもなら写真を載せるところですがベリカードのホームページによるとデザインは秘密だそうです。どんなカードか見たい方はがんばって受信してみてください。なかなか格好良いデザインです。打ち上げの日時や軌道の数値なんかも入っていて良いですね。一緒に一筆書かれたメッセージも入っています。わざわざありがとうございます。それによるとPRISMは順調にミッションをこなしているそうです。

「PRISM」のホームページも打ち上げ1周年でパソコン用の壁紙や祝賀会の写真などが公開されています。皆さんとってもいい笑顔です。
壁紙は、さっそくダウンロードして使っています。


PRISMのビーコン受信は相変わらずやっております。23日も昼のパスを聞いていました。
この日は、運悪くというか土曜日なのに出勤しなくてはならない日でした。でも、パスの時間を調べたらちょうど昼休みの時間。当日は昼飯をさっさと終わらせて屋上にレシーバーとアンテナ持ってあがりました。

最大仰角が約25度とあまり条件がよくないパスだったので聞こえるかちょっと不安でした。でも、ちゃんと聞けましたよ。ただ、チューニングステップが1KHzのままだったので周波数を追いかけきれずに何度か見失ったのはここだけの秘密(笑) それでも約10分間「PRISM」の信号を楽しめました。

最接近時のビーコン音を動画に落としてみました(約49秒)
ノイズまみれですので音量小さめに聞いてみてください。信号は強力に入っていました。


「キューブサット1周年記念講演会」で聞いたと思いますが「1と3の法則」とかあるそうです。「人工衛星が1日保てば3日は保つ。3日保てば1週間保つ……」 これでいくと1年保った衛星は3年は大丈夫と。「PRISM」には長生きして欲しいですね。

無事のミッション遂行を願いながら、これからもちょくちょく聞かせてもらいます。

--追記
動画を管理していた「@niftyビデオ共有」サービスが終了するため、YouTubeへアップした動画に変更しました。

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「はやぶさ」が近づいて来ました

いろいろやっていたら書くのが遅くなりました。でも書くざるを得ませんね、こればっかりは。
予告通り、小惑星探査機「はやぶさ」が地球引力圏を通過するところまでやって来ました。

「はやぶさ」地球引力圏軌道へ!地球まであとわずか

ここまで来たら勝手に地球に向かってくるわけではなく、さらに2ヶ月ほどイオンエンジンの運転を続けて地上へ小惑星「イトカワ」のサンプルが入っているかもしれないカプセルを届けるまで飛行する必要があります。

「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口先生によると「地球の引力圏を通過する軌道へのったということは、「はやぶさ」が地球への往復飛行に一応の区切りをつけたこと、帰還できたことを示しています。」とあります。
この「帰還」という言葉の意味を考えていたらひとつ思い当たることがありました。

JAXA i マンスリートーク「小惑星探査機『はやぶさ』に迫る」(Audio File)の質疑応答の中で川口先生がこんなことを言っておられます。(一番の最後の質問に対して答えられているところです。時間にすると1時間12分を過ぎたあたりから)
無理矢理にまとめますと次のようなことです。間違っていたらごめんなさい。

「……他の天体に行って途中下車して戻ってくる場合、化学エンジンだとだめでイオンエンジンや高性能のエンジンを使う必要がある。ところがイオンエンジンなどでは地上から離陸できない。地上から宇宙に行くには化学エンジンを使って途中で宇宙船を乗り換える必要がある。そうなると中継点になる港のようなところが出来るはず。そこでイオンエンジンなどを使用する宇宙船に乗り換えて他の天体に向かうはずだ……」とあります。

「帰還」と言っているのは、このことを含んでいるんではないかと楽しく妄想しています(笑)
関東圏に住んでいて海外に行く場合、自宅から成田空港まで何らかの手段で行きます。そこから航空機の乗って海外へ。帰ってくる場合もまっすぐ自宅に帰れれば良いものの、一度成田空港に立ち寄ってそこから別の交通手段で自宅へ帰ります。
成田空港についた時「帰ってきた」と言っても別におかしくないと思います(ちょっと強引かな) でも、本当の意味で帰ったことになるのはあくまでも「自宅」に着いた時。

今回の帰還の意味は、いわゆる成田空港まで帰ってこれることに目処がついた、と例えてもよいのかなと思います。その先には、いずれで出来るであろう他の天体に向かう中継点(宇宙ステーション?)なりに他の天体から戻ってくる技術や運用について初めの一歩に手が届いた、まで言ったら大げさですかね? これも楽しく妄想中です(笑)

イオンエンジンによる動力飛行は3月過ぎまで、そして帰還予定日の6月まで「はやぶさ」は地球へ向かって飛行を続けます。
とにかく、無事に帰ってくることを祈るばかりです。


ところで、今週のはやぶさ君に新キャラクターが登場しました。
「うっちーさん」こと、内之浦宇宙空間観測所の34メートルアンテナ。どんどんいけー、と思います。
でも、34メートルアンテナは「うちのうらさん」かと思っていたんですが、もしかしてすでにどこかに「うちのうらさん」がおられるんですかね? 早くの登場を待っています(笑)

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トンデモない話から

学生の頃、一番人気のない教授がこんなこと言っていました。ちなににこの教授の専門は西洋哲学 。
「日本人は農民の遺伝子が組み込まれてから西洋哲学が分からない」
ずいぶん昔のことなのでどういう意味で言ったかは覚えていません。この通りだったかも定かではありません。教授の話を聞こうとしない学生たちに嫌味で言ったのかもしれません。

遺伝子にそんなもの組み込まれているわけないだろうと飽きれながら聞いていたような気がします。第一そんなの科学的に間違っているし。
でも、いまだに頭に残っているのは一理あるのかなと思ってしまっているからでしょうか。私の弱点ですね、何でもそれなりの理由がありそうだとつい信じてしまうのは。

日本は、海に囲まれ山があり四季があります。梅雨まで入れれば5つの季節があると言ってもよい。そのおかげで海の幸山の幸にありつけ水源にも恵まれています。
転じて考えれば、気候変動が激しく自然災害が多い。災害や飢饉などで食うに困る。死なないかもしれないけど生きられないかも……。日頃の蓄積も自然の前には対応できないか難しい。「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」程度のものでは太刀打ちできない。

こんな環境で世代を交代していくと生き残るには、長いものにまかれる、他人を羨ましくを通り越して恨む、変化を嫌って保守的になる、とか行き着きます。まるで遺伝子に組み込まれているように。つい、そんなことを信じてしまいそうです。

たぶん、農民なんて概念が生まれる古代からつい最近までこんな状況だったのでは。
でもですね、おおざっぱに19世紀に科学が使えそうだと分かって、20世紀に科学を使うことを覚えて、今や輝ける21世紀。
宇宙開発ファンですからこのたとえ話が好きなんですが、気象衛星を打ち上げる前と後では自然災害で命を落とす人は極端に少なくなった、と言われています。科学って凄いし使えますよね。

科学ってもっと日常的に使えませんかね?
別に科学を盲進しろとか信仰しろとか絶対正しいとかではなくて、長いものに巻かれる、右にならえ、昼間は喧喧諤諤で議論が合わなくても夜になったら一緒に一杯やって「あれどうしようか」とかの習慣のひとつとしてです。
科学だって、21世紀はおそらくデータをせっせと集めることが分かる時代で、それから先の世代で本当に使えるのはないでしょうか。万能にはほど遠いです。「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」よりはかなり進んだと思いますけど。だからといって今使わない理由が思いつかない。

ここで「科学」という言葉を使っていますけど厳密にはこの言葉で言いたいことが合っているかは分かりません。
でも、一番近い言葉がこれではないかなと思って使っています。
それで、科学がもっと身近なものとして使ったり使われたり日常のすぐ隣にあるようになればなと思います。
最近見た戯曲にありましたけど、遺伝子という乗り物で伝わるのでなく文化というもので伝承されていく(だったかな?)という手法で進んでいきませんか?
もしかしたら22世紀くらいに遺伝子の中に何かが見つかるかもしれませんし(笑)


1年に1回、いつものやつでした。

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ノイズキャンセリング

もう昨年の話しですけど、ノイズキャンセリングのヘッドホンとイヤホンを購入しました。
なかなか快適なのでその感想でも書いてみます。

自宅ではヘッドホン、外ではイヤホンと使い分けていました。
まず、いままで使っていたヘッドホンは、オーディオテクニカ「ATH-AD7」
音楽好きの後輩に相談したら高いやつ買った方がよいと進められてえいやと購入したもの。
イヤホンは、iPodの標準品。
いろいろ使っていましたが値段が高いほど断線しやすい(笑) 使い方が悪いと言えばそれまでですがiPod標準品でもそんなに音質が悪くないと思うのでそのまま使っていました。

「ATH-AD7」を購入したからだいぶ経ったので調子が悪くなってきました。
修理に出すという手もありましたけど、せっかく高いものを買うならノイズキャンセリングタイプに手を出してみよう、というわけです。
調べてみるとBOSEが良さそうです。これ量販店などで売っていないんですよね。「QuietComfort2」と「QuietComfort3」を比べてみたかったの一番近い販売店まで行ってきましたよ。

寝る前に音楽を聴く時間が長いので寝っ転がっても邪魔になりにくいのを探していました。
「QuietComfort3」だとオンイヤータイプなので条件に合います。ただ電源に専用バッテリーを使用します。「QuietComfort2」だとアラウンドイヤータイプ。こちらの電源は単4電池を使用。外出時にも使おうかと欲を出していたので出来れば電池式がよい。けど、オンイヤータイプの方が使い勝手があるな、と実物と見ながらしばし思案。

結局、専用バッテリーがけっこう長持ちするので予備を買っておけばなんとかなると踏んで「QuietComfort3」を購入しました。いや、良いお値段しますね、これ。


自宅でさっそく使ってみるとそんなに消音されたように聞こえません。ちょっとがっかり。でも、ヘッドホンとしては元々良いものですからまあよいかとその時は思っていました。それで外出する際に持ち歩いてみました。

電車の移動中に使って見ると効果抜群。今まで気になっていなかったはずの騒音までほとんど気にならないほど消音されています。ヘッドホンをつけたり外したりしてみるとその差がさらによく分かります。
いままでこんなにうるさい中にいたのかと勘違いするほどです。

人工的に作られた静音空間、といってしまえばそれまでです。でも、余計な雑音を聞かないことで音楽がよく聞こえる、必要以上に音量を上げる必要がないのはめっけものです。周りにあわせていちいち音量調整をする必要がないですし。

使っていると人間欲が出るもんでイヤホンもノイズキャンセリングタイプを考え出しました。
外出時に「QuietComfort3」を持ち歩いているとけっこう荷物になるんですよね。予備のバッテリーはたいしたことないです。でも、専用ケースがでかい。ネットの評判を見ると持ち運んでいると壊れるとかでそれを嫌ってケースを持ち歩いていました。やっぱりケースは邪魔。でも、そのままだと鞄にいろいろ入れているので壊れるのは目に見えます。
それならイヤホンも買ってしまえとネットの評判などを参考にして、オーディオテクニカの「ATH-ANC3」を購入。

カナル式は耳が痛くなるので嫌っていたんですがイヤピースを小に取り替えるとそれほどでもないですね。
こちらは「QuietComfort3」と違って電源なしでも使えます。「QuietComfort3」のようにバッテリーが切れて使えなくなることはありません。もちろんノイズキャンセリング機能は使えませんけど。電源自体単4電池1本ですから現地調達も容易です。

「QuietComfort3」と比べるとさすがに消音効果は高くありません。でも、耳に入れなくてもよい雑音はほとんど聞こえないか小さくなっているようです。外出時の移動中はこれで十分。イヤホンとしての性能もそんなに悪くないです。まあ比較対象がiPod 標準品とですけど。

強いていえば、歩きながら使うのはちょっと考えないといけません。
「ATH-ANC3」のアクティブノイズキャンセリング機能を利かせて歩いていたら後ろから気配が。振り返るとバイクが横をすれすれにすり抜けていきました。今までだったらエンジン音が聞こえて無意識に脇へよけていたのに、この時ばかりは全然気がつきませんでいた。
道を歩く時はなるべくノイズキャンセリング機能を切るようにしました。

「QuietComfort3」は室内専用にしました。音楽を聴きながらだけではなく、ちょっと集中したい時に電源だけ入れてかぶっていると余計な音が聞こえなくなります。それだけ集中しやすくなります。この使い方はあちらこちらに書かれていました。なかなか便利な使い方です。

ただ、室内にしろ外出時にしろ静かな環境にいるので外部とのつながりが薄れていくような感覚に襲われる時があります。ただでさえ、単独行動班な人間なのでこれはちょっと?でしょうか。あまり静かだとある意味危険かもしれません(笑)

でも、人工的に静かな環境をつくることによって得られるメリットの方が断然多いと思います。
今のところ、室内では集中したい時や寝る前に、外出時は電車での移動中に使っています。

値段は張りましたが良い買い物をしました。

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1月1日の部分月食

「1年の計は元旦にあり」とか去年も書いていましたけど、今年もやりました。
元旦の早朝に「部分月食」を見てきました。

今回の部分月食は、午前3時52分頃から始まり午前4時54分頃終わります。最大で約1割ほど欠けます。
がんばって全行程を見ようかと思いましたがこの寒さ。全行程は諦めて食の最大時間である午前4時22分を中心に10分ほど見ることにしました。

2010010101
午前4時22分頃の月です。
撮影した画像を月の部分だけトリミングしています。
Canon EOS Kiss Digital X + TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(250mm)
F11 ISO100 露出60分の1秒

天文写真を撮る装備ではないなと思っていますがそれなりに写って個人的に満足です。
肉眼では、月に光輪がかかっているように見えました。写真にはぜんぜんそんなものは写っていないですけど?


ちなみにこちらは前日大晦日の19時18分過ぎに撮影したもの。テストがてらに撮影していたのでピントが甘いです(笑)
2010010102
撮影した画像を月の部分だけトリミングしています。
Canon EOS Kiss Digital X + TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II(250mm)
F16 ISO100 露出60分の1秒

部分月食は自宅からも見えてました。でも、撮影していて近所迷惑になってもなんなのでいつもの河川敷まで行って来ました。
さすがに部分月食を見ている人は誰もいませんね。おかげでゆっくり見ながら撮影することが出来ました。えらく寒かったですけど。

2010年は、6月26日と12月21日にも月食が見られます。残りもすべて見られると楽しいですね。
今年も幸先の良いスタートでした。

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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年は、例年になく楽しい年になりそうですね。
5月に金星探査機「あかつき」小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」をはじめとした相乗り衛星たちの打ち上げ。
6月に小惑星探査機「はやぶさ」の帰還。
夏には準天頂衛星の打ち上げ。

有人は、3月以降に山崎宇宙飛行士のSTS-131ミッション、去年末から国際宇宙ステーションに長期滞在している野口宇宙飛行士の活躍も見逃せません。5月にはその野口宇宙飛行士のソユーズによる帰還もあります。

国外だと、予定通りに行けば7月頃(最終決定ではないですけど)国立天文台と東京大学中須賀研究室のNano-JASMINEが打ち上げられます。
(追記参照のこと)


また、2月10日発売のsupercell 2nd Single 「さよならメモリーズ」とか、3月12日公開の映画「シャーロック・ホームズ」(本当に映画化になったんだ!)などもあります。


個人的は、もっと書籍とwebを読み込むかと考えています。
昨年は、読書量が減ってこれはwebをだらだら見る時間を減らすかと考えていました。でも、逆にもっと入力を増やすべきだと考え直しています。書籍も積ん読を減らしてweb巡回も効率を上げようと画策中。そうしたらそれなりに出力も増えるだろうとか目論んでいます。さて、どうなりますやら……。

入力については今更ながらTwitterでも(笑)
web・掲示板巡回もままならないのにそこまで手を出すのはどうかと思っていました。とりあえずタイムラインを眺めるだけでも違うかな~と考えています。


例年通り、いろいろやっていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。


-------
追記:
2010年代の初夢 - 中須賀教授が語る「超小型衛星」の未来 (4)国内外問わずの協力が重要>によりますと、「……Nano-JASMINEは、すでにブラジルからの打ち上げが決まっている(2011年8月予定)……」だそうです。Nano-JASMINEホームページを参考にしましたがよく分からないのでとりあえず外しておきます。

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