« 『宙のまにまに』 | トップページ | 小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について »

三鷹・星と宇宙の日

2009110301

10月24日は、東京は三鷹市「国立天文台」三鷹キャンパスで行われた「三鷹・星と宇宙の日」に行ってきました。
今までは「三鷹地区特別公開」と呼ばれていたイベントが今年から「三鷹・星と宇宙の日」と名称をなったそうです。
去年はほとんで見学出来なかったので、今年は星の情報.jp経由天文台マダム日記裏NAO!2009年度版特別公開日改め、三鷹・星と宇宙の日攻略法>を参考にして見学しました。

予定通りになりませんでしたけど楽しい見学が出来ました。

2009110302
まず去年見られてなかった施設を攻略しつつ講演会でも聞こうと計画。
公開時間が16時・17時・19時と段階的に決められているので16時見学終了の施設から見学。
こちらは、一番奥にある「太陽フレア望遠鏡」
ミニライブなど行われていました。

2009110303
段階的に見学終了時間が決まっている珍しい施設だと思っていました。
キャンパス内をうろちょとしていてよく分かりました。奥へ行けば行くほどこんな感じ。森の中に施設が点在しています。夜になれば行方不明者が出ても不思議ではありません。

2009110304
「重力波実験棟TAMA300」
地下の望遠鏡と聞きました。まさしく施設は地下に作られています。
300メートル真空パイプの前で係の方にがっつり説明を聞かせてもらえました。

まだ直接観測されていない重力波を検出する装置です。この規模だと天の川銀河とその周辺の重力波を検出する能力があるそうです。検出範囲だと重力波が起きるのが数十万年に一度かどうかなので10倍規模の計画もあるとのこと。
TAMA300は「10分の1モデル」と係の方が言われていました。

2009110305
「天文機器資料館」
明治以降に活躍した古い観測機器が展示されていました。
写真にある「経緯儀望遠鏡」で模擬子午線標を見ることが出来ました。

2009110306
同じく資料館にあった「ソ連製AFUカメラ(人工衛星追跡用望遠鏡)」
説明書きによりますと「東欧圏の人工衛星追跡網の主力であったAFUカメラの1台も東京天文台堂平観測所に1台置かれていた」そうです。

2009110307
天文台歴史館「65cm屈折望遠鏡」
今年は運良く行列もなく時間制限なしで見ることが出来ました。
国立天文台の歴史についての展示パネルもゆっくり見て回りました。

2009110308
同じく天文台歴史館「手回し計算機体験」
生まれて初めて手回し計算機で計算してみました。
例題通りに係の方の指示通りやってみました。まず、86400をセットして、百の桁を3回、十の桁を6回、1の桁を5回ハンドル回しました。さて何を計算したのでしょうか? おお、当たり前だけどちゃんと計算結果が出ています。

2009110309
「第一赤道儀室」
晴れていたら太陽黒点観測が出来たそうです。
ちなみに一緒に見学していた人が「スリット回してよ」と係の人にお願いしてベストポジションに。
資料館では、天文台の古い写真を持ってきて係の人と盛り上がっていました。
「星猛者」恐るべし(笑)

2009110310
ちなみにドームは手動で回します。写真はがんばってドームを回す係の人です。
おかげでトップの格好良い写真が撮れました。

2009110311
天文総合情報棟「RISE月探査プロジェクト」
月周回衛星「かぐや」の2機の子衛星(「おきな(RSAT)」・「おうな(VRAD)」による月全球の重力場の話しを聞かせていただきました。
「かぐや」は、世界で初めて月の裏側を含む月全球の正確な重力地図を作ることに成功しています。今までは月の表側から想像して裏側について研究するしかなかったそうです。でも、この研究成果で曖昧だった月の裏側ついては月全体について新たな見地を見いだしたそうです。また新たな謎も出てきたそうです(笑)
係の方がとにかく楽しくてしかたがない様子でした。熱の入った説明も良かったです。

2009110312
満杯の駐輪場
写っていない右側にもぎっしりでした。

2009110313
大沢地区住民協議会の「軽食テント」
小腹が空いたらここへ立ち寄って焼き鳥食べていました。去年同様とってもおいしかったです。

2009110314
開発実験棟・高度環境試験棟の「新聞の切り抜き」
……涙なくしては見れない。

2009110315
開発実験棟・高度環境試験棟の「マシンショップ公開中」
ワイヤー放電加工機で作った国立天文台のロゴです。
国立天文台の各部署から試作を頼まれるとここで作成するそうです。最近は外部に発注する場合も多いそうですけどやっぱり内部にこういうところがないとうまく回らないそうです。
この機器も15年経っているそうですけどまだまだ新品同様頑張っているとのこと。

2009110316
開発実験棟・高度環境試験棟の「ALMAバンド4受信機」
ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)のアンテナに搭載される受信機です。
冷凍機の中に搭載し-269度まで冷やしてパラボラの下に設置するそうです。

2009110317
解析研究棟の「30m望遠鏡TMT計画」
150分の1模型です。492枚の六角形分割鏡で30メートルの口径を持つ次世代超大型望遠鏡計画です。

2009110318
グラウンドの「団体による観望会」
スタンプラリーが終了する午後4時頃から小雨が降ってきて観望会など中止……。
50cm公開望遠鏡も閉鎖。油断していて内部を見学することが出来ませんでした。

2009110319
本館ロビーの「JASMINE検討室」
日本初の宇宙位置天文観測を行う超小型赤外線位置天文衛星「Nano-JASMINE」の熱構造モデル。

2009110320
同じく「JASMINE検討室」の天井にあったもの
この写真を撮影した位置からだとなんだか分かりません。でも、指定の位置から見ると北斗七星に見えます。
位置天文学を「立体星空」で表現しています。

2009110321
北研究棟の「太陽天体プラズマ研究部」
太陽観測衛星「ひので」の「X線望遠鏡カメラ部(実物大)」
機械・熱試験用構造モデルです。裏側が見られるように鏡が用意してありました。

2009110322
デジタル宇宙公開実験棟の「ミニ講演会」
あちらこちらの展示にはまっていたらほとんどの講演会を聞くことが出来ませんでした。なんとか最後の講演会に間にあって聞くことが出来ました。
「宇宙の始まり」という題名で天文学の意義や最近の研究についてお話しがありました。この世の終わりまで見通した壮大な話しでちょっと天文についての見方が変わったような気がしました。

2009110323
会議室棟の「世界天文年2009」
ガリレオの望遠鏡(レプリカ)が置かれていました。
その他にも<めざせ1000万人!みんなで星を見よう!>や<「君もガリレオ」プロジェクト>や<世界天文年2009エッセイ賞>などの紹介もされていました。


今年は一通り施設など見学することが出来ました。
天文に関する話しもいろいろ聞かせていただいた興味深い1日でもありました。

次の機会にはぜひ太陽や星空も見て見たいですね。

|

« 『宙のまにまに』 | トップページ | 小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について »

宇宙」カテゴリの記事

「宇宙開発」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49026/46662486

この記事へのトラックバック一覧です: 三鷹・星と宇宙の日:

« 『宙のまにまに』 | トップページ | 小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について »