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『ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船』

ひさびさに本読んだと満足できた1冊です。
ラストシーンが実によかった。

『ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船』
(笹本祐一著 ISBN978-4-02-273913-1 朝日新聞出版)

笹本さんお得意の“じょしこーこーせい”が主人公の作品。人類が宇宙に進出した時代に主人公が海賊になるという無茶な設定をそれらしい背景と理由で成り立たせるのはさすがです。
第1作が主人公が海賊になるまで。この作品が海賊になって初の大仕事。テレビ映画風に言えば、パイロット版で作品の魅力を堪能させて、第2話目からじっくりと作品の楽しませる、という具合でしょうか。

どたばたの海賊稼業に加えて依頼人は何かを隠している。さらに幽霊船出てくるは依頼人を追い回す一団とのやり取り。そして「お宝」。
SFで多くの謎解きを調理して、それでいて突拍子な話しにならない作者お得意の現場のノウハウのぶん回しぶり。お仕事とのどんぱちのやりくりに現場合わせのお得意のショートカットに、とこの世界観を大いに盛り上げてこちらも読んでいて楽しい。

それとラスト。『裏山の宇宙船』しかり『ブループラネット』しかり、作品はそこで終わるんだけどそれだけじゃあねえぞという会心の一撃が待っていました。
この作品単体で十分楽しめます。でも前作と併せて“上下巻”としても読んでも面白いかもしれません。


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