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アポロ計画40周年記念講演会(Yuri's Night 2009 Japan)

2009050111

4月12日は、東京は本郷の武田先端知ビルで行われた「アポロ計画40周年記念講演会」に行ってきました。
毎年この時期に行われている「Yuri's Night」。月着陸40周年の今年に記念講演会を開催しました。その講演内容が的川先生松浦さん寺薗さんと豪華なこと。これは行くしかないとなりました。

武田先端知ビル「武田ホール」に来るのは、2005年に同じくYuri's Nightで行われた「日本の宇宙開発50周年記念講演」以来。その時は、空席がかなり目立ちましたが今回はほとんど満席でちょっとびっくり。
会場のスクリーンには、スペースシャトル「コロンビア」第1回打ち上げ映像などが流れていました。


司会の和歌山大の秋山先生。「Yuri's Night」の趣旨など説明や主催者の学生さんたちから挨拶があり、講演会が始まりました。
講演内容は、以下の3講演とパネルディスカッションでした。


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「アポロ計画とその現代的意味」
JAXA技術参与・NPO法人「子ども・宇宙未来の会」会長である的川先生の「アポロをテレビで見た人?」の質問から始まりました。テレビで見た方は会場の半分以下くらいでしたね。
フォン・ブラウンとコロリョフという冷戦時代の宇宙開発立役者を軸に的川先生の宇宙教育をからめながらの話しでした。時間が足りなくてアポロ計画の話しはほとんど出なくて残念。

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「宇宙の公共事業化を超えて」
科学ジャーナリストの松浦さんからは、これまでの宇宙開発を「戦争的宇宙開発」と「公共事業的宇宙開発」と分類して解説されていました。
公共事業化してしまったアメリカの宇宙開発でなにが起きてしまったか。公共事業化してしまうと宇宙開発はどうなってしまうのかなどなど松浦節が炸裂!
「宇宙基本計画」案に対するパブリックコメントについても話しがありました。
宇宙開発に興味がある人は自分の言葉でパブリックコメントを書きましょう、とのことです。

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「月の科学 ~アポロから40年、人類はどれだけ月を知ったのか?~」
会津大学の寺薗さんからは「月そのものを知る」「地球のかつての姿を知るため」「太古の太陽系の手がかりを求めて」と過去の月探査の結果やアポロで分かってきたことなどを交えてお話しがありました。意外につい最近まで月については分かっていなかったことがあったそうです。

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休憩をはさんで司会の秋山先生とお三方を交えてのパネルディスカッション。
お題は「人類は再び月に帰るのか? そして日本は?」
秋山先生から提示された「日本の独自宇宙技術と活動領域」と題した宇宙開発で必要な技術を有人無人と分類したイラスト付きの表を見ながらのディスカッション。それには今日本が保有している技術が○×で書かれています。
「今度15~20年の日本の宇宙開発は?」ともあり、いろいろ意見がありましたけど、いまいち良い方策というかアイディアは出てきませんでした。まあ、それぞれの立場があるのでそれぞれの意見が聞けて面白かったですけど。

閉会の挨拶で、小惑星探査機「はやぶさ」の活躍とその広がりを紹介した後で、今大阪で上映されている「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」の予告編が上映。
てっきり「はやぶさ」ファンの広がりと「Yuri's Night」の活動を結びつけたまとめかと思ったら上映だけで終わり(笑)


この記念講演は、すべて学生が計画して実施しているそうです。今回は2005年よりも段取りよくまとまりがあったイベントでした。
また機会があったら「Yuri's Night」を楽しみたいと思います。

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