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ザ・ムーン

映画『ザ・ムーン』公式サイト

40年前ですか……。もう歴史と言ってもよい出来事ですね。
見聞きはしているけど実感が湧かない事柄。アメリカと旧ソ連が仲が悪かった。大学紛争で学生たちがバリケードの中で警官隊と争っていた。そして、人類が月着陸を果たした。

この「ザ・ムーン」は、月へ降り立った、もしくは月へ向かったたった十数名の宇宙飛行士たちの証言とそのときの記録映像で構成されている映画です。
この中でもう老人と言ってもよい彼らが出てきます。さんざん書籍などで知っているはずなのに最初は誰が誰だか分かりませんでした。
でも、映像を交えながら彼らの話を聞き進んでいくうちに若かりし頃の彼らとつながっていきました。数少ない仕事を成し遂げた風格というのか誇りがインタビューの端々に感じられました。

ほとんどの映像が当時撮影された記録映像です。
月着陸という偉業を記録に残すという意味での映像が大半です。しかし、それ以外の意味でもの記録の映像も多々ありました。
そう言う観点で撮影されていますので今見ると画質もよくなく劣化した映像もそのまま流れていました。
しかし、そういう部分がこの映画ではマイナスにはなりません。当時の空気を伝えたまま数々の映像をこの映画では見ることが出来ます。

当時月へ向かった宇宙飛行士たちが今だから話せることを話している部分もありました。冷戦のさなか、ベトナムでは戦争をし、国内では公民権運動が起こり、大統領などが暗殺されている時代です。その中で全く無関係に見える月へ向かう宇宙飛行士たちが何を感じていたのか考えていたのかが語られていました。
そう言う意味で単なる月着陸のドキュメンタリー映画とは一線を画していました。彼らは彼なりに考えて戦っていたんですね。

映画館という巨大なスクリーンであの時を振り返る、もしくは歴史を再認識することが出来る映画だと思います。


……とここまでまじめに書いてみましたが無駄な抵抗ですね、私の場合。
たっぷりアポロ計画を見ることが出来ました。ロケット開発に前例のない月へ向かい着陸する宇宙船。スクリーンの前で萌え死んでおりました(笑)
開発計画中の映像なんて早々見られるものではありません。今見られる幸せを何度スクリーンを前でかみしめたことでしょう。DVD化したら速攻で買いますよ!

個人的には、人類がはじめて月面に降り立ったアポロ11号で月着陸最中のコンピュータがエラーを起こした謎が解けました。
今までに書籍などでなぜそのエラーの原因と理由は知っていました。けれど、どうしてそのエラーが起きる要因が生まれたのが分からないままでした。
運良くこの映画の中でその要因の説明というか証言がありました。お前か!ってやつです。

でも、あの状況で予定外の操作だったけど、もしものことを考えたらついやってしまうよなと思いました。本番に練習以外の余計なことをやってしまうことは何にでもあります。良かれと思ってやったことで失敗やあわや大惨事になるケースです。なるほどあの場面でもこれが起きていたんですね。

余談ですが、最後は「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」ではないの? と、いうよりも最後の映像だけでなにもいらなかったと思いますけど。
あの映画は、叙情的とかそう言うのではなくて、過去を見つめ直して次へ向かうための記録だと思います。限られた人間で考えるのではなく映画を通じて多くの人間に託されたものだと思うんですけど。

それにしても、彼らの足跡を再び見られる日はいつ来るんでしょうか?
そう遠い未来でないことを願うばかりです。

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