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デジタルとアナログ

ずいぶん前に耳にして引っかかっていた話題をちょっと書いてみようと思います。
タイトルは、その取っ掛かりということで……。

2007年のことですが永六輔さんのラジオ番組で「デジタルとアナログ」が話題になっていました。
永さんがデジタルについて知りたいという話題が熱心なリスナーから様々な反応を引き起こしました。これがなかなかデジタルの概念を理解しない永さん相手にリスナーの投書が大変面白かったのを覚えています。永さん自身は、デジタルというもの「使いこなしたい」のではなく、ただ「理解したい」だけだったのですが。
2008年になると永さんが三味線を始めるとかで盛り上がってしまいこの話題はどこかへ消えてしまいました。ただ、リスナーからの手紙などを交えてこの「デジタルとアナログ」についていつか本にしたいらしいです。

私は、デジタルとアナログは単にモノの見方が違うだけでそんなに仰々しく捉えなくても、とこのやり取りを聞いておりました。
ルールに基づいて断続的に数値化すればそれはデジタルと言えると思います。アナログが連続的だという説明の対比になりますし。
ちなみにおそらく最後までデジタル化出来ないのは人間の思想や行動だと思います。だってルールを守らなかったり勝手に作り替えたり、と無意識・意識的にしていますから。

また、永さんは「デジタルは全国規模でアナログは小さい活動」とも表現していました。
言われてみれば、あまりにも断続過ぎると本来持っている情報や意義が抜け落ちてしまう。それを大きい組織の病理としてみれば永さんの見方もあながち間違っていないと思います。
趣味が旅と読書の永さんからすれば、携帯電話のメールやパソコンでコミュニケーションが取れている現代は、アナログ的な人を感じられないと思えてしまうこのコミュニケーションに理解しがたい奇妙なものを感じるんでしょうね。

それとは別に同じ話題の中でラジオのゲスト、精神科医・北山修さんの言葉が引っかかっています。
「計算と無償の愛で生きる」
「この両方の矛盾を楽しむ、逃げない」
「イマジネーションはあなたのもの」
これらの言葉は、永さんのデジタルとアナログをどう理解するかのなかで出てきました。

「イマジネーション~」は、テレビでは得られないラジオを聞きながら語られている光景や感覚を想像する、これなんだと思います。デジタルというモノに日常からふれていれば、メールやブログの文章から想像したり感じたりすることもこれに該当するのではと思います。
ところが、これにはパソコンや携帯電話などに準ずるモノに一拍置くのがだめなんでしょうね。そこでラジオからの声やリスナーからの手紙の筆跡に代表されるアナログが完全に途切れてしまうのが。このあたりがデジタルとアナログが何かと対比されて話題になる点なんでしょう。

デジタルとアナログを理解する話題を聞いていて、そんなこと気にしないで使いこなすリスナーと敬遠してしまうリスナーの意見がありました。双方それなりに説得力がありました。これは、このラジオ番組の投書するリスナーは皆さんバイタリティがあることも関係しているのかもしれませんが。
ある意味矛盾するのにどちらも間違っているわけではなく不思議なものでした。まさにこの両方の矛盾が楽しめている訳です。

私自身、このブログを始めて4年ばかり過ぎました。更新の間隔に大きな波はあれど気がつけば1週間に一回程度ペースになっています。これは自分でも驚いております。
開始してからしばらくして書くことがなくなると思っていましたが、気がつけば書くことがそれなりにあるんですね。……同じような内容ばかりではありますけど。

何気ない日常とよく言います。でも、意外にいろいろあるんですよ。
たぶん、それは「10冊目」なんだと思います。
(この「10冊目」とは私の経験則で、なんでも新しいことに手をつける時に初めは分からなくても関連書を10冊くらい読んでいるうちに分かる時が来るってやつです。“10冊”というのは単なる目安でそれが実際何冊目で分かるのかはさっぱりですけど……)

モノを見たり理解するときにとらえ方によって大きく違って見える場合がある。もしくはそもそも理解が出来ないかもしれない。しかし、諦めても放り出してもいつか再び見ていることで分かる時が来る。それは説明できないのに使っている状態でも。
分かりっこないけど分かるという矛盾をいつも持ちながらルールというころころ変わる見方を持ちながらでも。それはそれで良いことではないかと思います。

分からなくても使っているものや概念はたくさんあります。それを知っているのか知っていないのかとなると、まさしく矛盾する話しです。
何気なく過ごしていればそれで十分で特に問題ない。でも、ちょっと突き詰めるともっと分かる時が来るかもしれない。どちらが良いとか悪いかではなくて楽しめる。
そうすると永さんは自分で分かっていない「デジタルとアナログ」の話題を振りまいて、理解しようとしながらリスナーと一緒にこの矛盾を楽しんでいるのかも知れません。

「諦めない」というか「諦めなかった」ことが何事も続けるコツなんでしょうね。「○○には間に合わなかったけど、人生に間に合って良かったな」と言ってくれた先輩の言葉を思い出しました。多分これは何にでも応用できるんでしょう。
どこかで諦めているけどまだ諦め切れていない状態という奴は、卑屈になることでも悪いことでも何でもなくて、実は素敵なことではないかと。矛盾しているのに楽しめるんですね。
そう考えると、意外に良いもんです。

最近全巻読み終わった「ARIA」の中から。
「いいことも悪いこともあたりまえにしないでどっちもしっかりと受け止めていかなきゃな」

タイトルからはだいぶ離れてしまいましたが……。
つまり、「でっかい奇跡」は“そこ”にある、ということで。


1年に1回、いつものやつでした。

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