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『水惑星年代記 月娘』

ああ、シリーズ最終巻です。

『水惑星年代記 月娘』
(大石 まさる著 ISBN978-4-7859-3070-7 少年画報社)

いつもは短編集でそれぞれの話は遠くでつながっている感じでした。
今回は、すべての短編がつながっていました。それはこの水惑星の過去から今へ、今から未来へのお話でした。
しかし、中心となる家系があの人たちでしたか! いや、予想もしていませんでしたね、この展開。
でも、この家系くらいのバイタリティがないと人類は“もう一歩”踏み出せないかもしれないと、勝手に納得。

個人的には、「宇宙(うえ)を向いて歩こう」の二人と「平賀少年少女探偵係」のみんながどうなるのかもう少し読みたかった……。
でも、最後の年表や相関図を眺めて、なるほどすべての短編はしっかりと年代記の中でつながっていたんですね。

ラストのページはちょっと鳥肌ものでした。
あの水惑星の住人たちはあの言葉を受け入れるだけのものを持っているんですよね。
うらやましいの一言でした。


いつまでも続いてほしいシリーズでしたよ、本当に。でも、またどこかで会えることを期待して。
シリーズを通して水惑星の人たちに出会えたことの幸せを改めてかみしめた作品でした。

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コメント

happy01初めまして、HINAKAと申します。

山本様

『水惑星年代記』シリーズに、大いに感銘を受けました。
この作者の最初のコミックスで、好きになったのですが不覚な事に、このシリーズの存在を知ったのは最近です。
それにしても、今のこの御時世に、何と前向きでありながらも、決して死を覚悟のシリアス感は無く、それでいながらキチンと考証はさり気なく描く、見事な構成。

そして決して諦めない、主人公達!
仰る通り、本当に「水惑星」の全ての人々に感謝です。夢、希望、未来、常にその目は、宇宙を将来を見つめている……地上が水没したなら、浮島を!そして、さらに月を目指し、やがては火星。
そして更に深遠で、広大な宇宙への広がりと、そこに男女がいるからこそ生まれ出る、新しい命。

今、もっとも貴重なロマンが、ここにはあると思います。
拙い記事ですが、書き込んだものがありますので、勝手ながらトラック・バックさせていただきます。

それでは、今回はこれで失礼致します。

投稿: HINAKA | 2009/01/08 08:06

HINAKAさん、初めまして。
コメントとトラックバックありがとうございました。

私も2年くらい前に知ったばかりの作品でした。
ひたすら前へと驀進する登場人物たちがひたすらうらやましく読んでいました。
これくらいでないと宇宙に行くだけでなくそこで生活や夢をかなえていけないんでしょうね。

このような作品の世界が実現になるように「水惑星年代記」を見習ってほどほどに力を抜きながらも頑張らないと、と思います。

投稿: 山本 | 2009/01/16 00:16

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不覚にもフラン様の「フラン☆Skin」サイト(リンク済み)で、御紹介いただくまで、このコミックの発売を知りませんでした。 フラン様、ありがとうございます!さてその大石まさる氏の、おそらくは初コミックだったハズの「空からこぼれたストーリー」を、読んでいました。 その時に、この人は必ずや優れた作品を、描くに違いない!という、それはある意味で根拠の無い確信でもありました。しかし以来約7年間、いつの間にかスッカリと、作品も作者もその存在を忘れていました! ところが実は、しっかりと人知れず(個人的に知らずに!... [続きを読む]

受信: 2009/01/08 08:07

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