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ロケットまつり28

2008091501

8月31日は、高エネルギー加速器研究機構の一般公開の後、東京は新宿「ロフトプラスワン」の「ロケットまつり28~NASAから来た男、近藤陽次」に行ってきました。

今回はタイトル通りの珍しい海外からのゲストです。といってもアメリカに渡ってNASAで働いている日本人の研究者近藤さんです。
なかなか面白い話しが聞けました。相変わらずの今更ですが書いておきます。

当日は、KEKの見学に行っていたので直前にたどり着きました。お店は思ったほど混んではなくなかなか良い席に座る事が出来ました。
定刻の19時にプロデューサーの斉藤さんの挨拶からスタート。
いつも初参加の人を尋ねています。今回は割と女性の方が多くいたようです。

司会は、松浦さんと笹本さん。あさりさんは大阪のサイン会だとかで間に合ったら来るとありました。(結局は間に合わなかったようです)


ゲストはNASAのゴダードに勤務されている近藤さん。エリック・コタニという名前でSFも書かれている方です。先日行われたSF大会に出席されてこちらにも来られたそうです。
笹本さん曰く「日本語も話せるアメリカ人のおじいさん」
確かに会話の端々にアメリカン・ジョーク(?)が炸裂していました(笑)
ゴダード宇宙飛行センターのある土地は鹿が多いとかでかなり減らしているとかいう話しで以下のような会話がありました。
笹:「だからワシントンを走っている車にアニマルバンパーつけたのが多いのはそれが理由ですか?」
近:「ワシントンは政治家が多いから」


さて、こんな近藤さんですがお話しを聞いていくと凄いこと。
当時アポロ11号の着陸直前で、宇宙関係はいくらでも仕事があったそうです。
もともと天文や宇宙物理の勉強をしたかった近藤さんは、ブラジル経由でアメリカに渡ったあとであれよあれよという間にゴダードで研究していたそうです。
こんな近藤さんですがやった仕事が凄いこと。分野は紫外線天文学。ちょっと知らない分野でした。近藤さんは、観測ロケットや気球や衛星を使って天体観測などしていたそうです。

観測用ロケットエアロビーでは、なんでも露光に時間がかかるのでロケット1発で写真が1枚!
アメリカの有人宇宙船ジェミニ11・12号では宇宙飛行士による撮影もしてもらったそうです。
1970年代の気球による観測(1トンの観測機材を高度40キロまで飛ばして)をしてたときに、スカイラブ打ち上げ後のトラブルに対応するため日よけの材料を提供。
ちなみにスカイラブを打ち上げたサターンVの打ち上げを見ておられるそうです。シャトルや戦争中の艦砲射撃よりも凄い地響きがしたとか。
SETIも手伝ったし、あのフォン・ブラウンに会っているし!
現在は、太陽系外の地球型惑星をさがす探査機の計画に携わっているそうです。

ロケットまつりですからいわゆるNASAでの裏話とかも聞けました。
詳しくは書けませんけど、気球は必ず海に落ちるとか、成功した者は罰せられる話し(No success will go unpanished.)とか、International Ultraviolet Explorer(紫外線天文観測衛星のひとつ)の顛末とか、ロズウェル空軍基地に宇宙人の死体はない理由とか(笑)
あっという間でしたね。まだまだネタはあるようです。

休憩時間中には、東海大でハイブリッドロケットを打ち上げている学生たちが写真を見せてくれました。これもすべてオフレコという内容(笑)
今後の活躍に期待できることだけは言えます。ぜひあの言葉を実現してください!


ゲストは違えども、いつもの「ロケットまつり」でした。
お国は違えどもなんだかやっている内容は変わらないですね。スケールと手法は違いますけど(笑)
次のチャンスはいつになるか分かりませんけど、また近藤さんの話をぜひ聞きたいですね。

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