« 「冒険野郎マクガイバー」シーズン5 | トップページ | スカイ・クロラ »

天文講演会2008 月が教えてくれるもの~月周回衛星「かぐや」の挑戦~

2008080221

7月27日は、神奈川県は川崎市にある「川崎市青少年科学館」で行われた「天文講演会2008 月が教えてくれるもの~月周回衛星「かぐや」の挑戦~」を聴きに行ってきました。

ここは数少ない「メガスターII」常設の施設です。過去に一度だけメガスター目当てで行ったことがあります。
プラネタリウムで「かぐや」の話しが聞けるとは面白そうだと前日に予約してみて大丈夫だったので行ってきました。

この日はやたらに暑く、向かっている最中に小雨が降ってくる状況でした。
そんな中、川崎市青少年科学館のある生田緑地に入るともう閉園なのか人もまばらでした。
川崎市青少年科学館も通常の上映等は終了しており、脇の出入り口から中に入りました。
およそ120名くらいの方が予約されていたようですね。
会場であるプラネタリウムに入るとドームに「かぐや」の紹介ビデオが流されていました。

17時から公演がスタート。
講師である阪本成一先生は、「かぐや」のスタッフが来ておられる半袖のシャツで登場。
「暑くて雨が降ってきたけど負けずに元気よくやっていく」と挨拶されていました。

2部構成で、第1部は「月の不思議」と題して月にまつわる謎や分かっていること月探査の歴史など紹介されていきました。第2部では「宇宙と人類」と題してこれからの人類の宇宙利用やあり方について“熱く”話されました。

プラネタリウムで公演など行うと上だけ明るくなるので20分ほどするといびきが聞こえてくるとかで、今回は下の方を明るくしてもらったそうです。寝ていたら当てますからね、と言われていました。ちょうどメモ帳以外の“いろいろ”を忘れてしまってメモを取る身としては大変助かりました(笑)


第1部では、目に見える月のあれこれから入りました。満ち欠け・模様・月がもしなかったら、月の誕生の謎などどこかで聞いてはいるけどよく知られていない話題について質問も時々会場に投げかけては答えていく感じで進んでいきました。
夏休みに入ったこで子供連れの方も多かったのです。その他にはなじみの天文ファンも詰めかけていたらしく開演前に天体望遠鏡購入したとかさっきまで投影番組を見ていたとか聞こえていました。
さて、月の満ち欠けのところで一番びっくりしたのが、「月は何個あるか?」 これ意外にびっくりするような回答をする人いるそうです……。

月の探査では、その目的をいろいろ解説されていました。特に「海外に行くと自分のことがよく分かる」という例えで月を調べることが月のことだけが分かるのではなく、我々が住んでいる地球のことも分かると話されていました。

「かぐや」の話しも出てきました。まあファンが期待するような内容ではなく、ミッションの主な目的などを解説されていました。もちろんハイビジョン映像もいくつか紹介されました。いつのも「JAXA/NHK」が入っていましたけど。こういうときくらい外した映像を流せるようにしたらと思いましたね。せっかく大画面(といってもプラネタリムの投影部分ですけど)で見られるのですから、あまり無粋なことは……。

地球で空撮が出来るように月でも出来るようになった、と解説がありました。なんでも科学者の方が大喜びしているとか。何度か「まだ言えませんが本当にすごい成果が上がっています」とありました。これから何が出てくるんですかね。あまり詳しい情報が出ていなかったのでこいつは収穫でした。

「日本の太陽系探査」という章では、小惑星探査機「はやぶさ」を例に挙げて話しをされていました。重たい物質は地球が出来る段階で地中深くに潜ってしまっているが、地球を作る元の天体である小惑星には、重たい物質が拾えるという説明がありました。なるほど。
それから今年の3月に地上燃焼実験をやった「M-24モータ」の動画が紹介され、続いてM-Vロケットの打ち上げ映像も。阪本先生曰く「イタ車系の音」だそうです。

第1部の締めくくりに「地球型惑星と月」という内容で金星の話しをされました。地球型惑星はいくつかありますが、金星がすごく大事だと説明がありました。地球温暖化の話しをからめて話されていました。


第2部は、時間も迫っていたので15分ほどで一気に話されていました。
宇宙は切っても切り離せないもになっているという切り口で、「だいち」「GOSAT」「きぼう」など最近の日本の宇宙開発で活躍している部分をクローズアップ。
また「人間は月に住めるのか」という話しでは、「地球の常識は月での非常識」と例をいくつか挙げていました。今のところは「月にまで行って地下かよ!」とか!?

続いては、「宇宙農業」に始まって地球の食糧危機に、「かぐや」が捉えた知的生命体の証こと地球の電波の話しなど人類が本当の意味で宇宙に出るには、という話しにつながっていきました。
初めて知ったのが「ラジオスフィア」いう言葉。日本語でいうとなんというのでしょうか、この言葉?
人類で電波を出して約100年。この圏内に知的生命体がある確立は1だそうです。これが1000年文明が続けば10個くらいはあるかもということだそうです。我々はあと900年頑張らないとはじめて本当の意味で宇宙に出たことにならないそうです。

時間のおしまいには、質問コーナーがありました。「かつて小学生だった人でもOK」でした(笑)
「かぐや」がらみでは「ミッション期間はどれくらいになりそう?」とありました。
これには「ロケットが正確な軌道に入れてくれたので余裕があって1年以上はちょっとすると2年とか。ただし今後のミッションでそこら辺はどうなるかは分からない」とのことです。これは良いこと聞いた(笑)
その他には地球温暖化や資源の問題について出たので、ロケットの燃料がどう環境に影響するのか?とか宇宙のゴミ問題についてとかありました。


2008080222

予定通りに19時で講演会は終了となりました。
外に出てみるとまだずいぶん明るく雨も止んでおりました。
緑地の中にあるので大部涼しくなっていて気持ちがよかったですね。

「かぐや」たっぷりの講演会ではありませんでしたけど、「月」や「かぐや」から見ることが出来る宇宙の話しが聞けたのは収穫でした。
講演会だったのでプラネタリムの投影はありませんでした。坂本先生は電波天文学が専門ですからその辺りのお話をプラネタリウムの競演としゃれこんで聞きたいですね。

|

« 「冒険野郎マクガイバー」シーズン5 | トップページ | スカイ・クロラ »

「宇宙開発」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49026/41999383

この記事へのトラックバック一覧です: 天文講演会2008 月が教えてくれるもの~月周回衛星「かぐや」の挑戦~:

« 「冒険野郎マクガイバー」シーズン5 | トップページ | スカイ・クロラ »