« 『甦った人工衛星』 | トップページ | 「しらせ」を見に行く »

第27回 宇宙科学講演と映画の会

2008041201

4月12日は待ちに待った宇宙科学研究本部の「宇宙科学講演と映画の会」の日です。
年に1度、最新の研究内容などが実際に携わっている先生たちからお話しいただける日です。
去年にぎりぎりに行って危うく座れないところだったので今年は開場時間に合わせて出かけました。

2008041202

開場時間を少し回って入ってみたらすでに席が埋まっている状態でした。全く座れないと言う状態ではないですが相変わらずの人気ですね。

受付でエコバッグを頂きました。中にはプログラムの他に人工衛星・探査機のシール、「かぐや」のパンフレット・クリアファイル、ISASのキーホルダーです。充実していますね。
あれ、よく見てみると……。

2008041203
プレゼントが当たりました!
と思ったら結構な方が当選したようですね。ちなみに私は「宇宙へ飛び出せビデオシリーズ第5巻」でした。

今年は、司会が対外協力室の阪本先生でした。去年まで司会だった的川先生が3月をもって常勤ではなくなったからだそうです。その的川先生は、開始間際に会場でお姿を拝見しました。
「今日は何の日宇宙編」と言うことで、4月12日は人類が初めて宇宙飛行した日などと紹介がありました。後で「今日はペンシル水平発射の日だろ」と前任から突っ込みがあった、と追加紹介がありました(笑)

講演は「固体ロケットの研究」と「月の謎にせまる『かぐや』」の2本立て。
まずは、「固体ロケットの研究」から。
次期小型固体ロケットの話しをたっぷりと、という訳ではなく宇宙研の固体ロケットの歴史からM-Vロケットの紹介、それから次期小型固体ロケットの紹介という流れでした。
3月7日に能代多目的実験場で行われたM-Vロケット2段目を使用した地上燃焼試験の映像やM-Vロケットに搭載されたカメラによる打ち上げ映像による森田先生解説の“宇宙旅行”の映像もありました。

次期小型固体ロケットは、小型科学衛星を打ち上げるため、いつでも簡単に打ち上げられるように開発を進めているとのこと。性能とコストの相反する問題を解決するために「能力感度」というキーワードを使われていました。
第1段目は能力感度が低いので性能を上げるよりもコストを優先すると言うことで大量生産しているH-IIAロケットで使用しているSRB-Aを使用する。2段目3段目は能力感度が高いので高性能のM-Vロケットのキックモータと3段目を改良してしようするとのこと。なるほどそういう説明できましたか、でしたね(笑)


「月の謎にせまる『かぐや』」は、ハイビジョン映像から入りました。
残念ながら前日に発表された「満月ならぬ満地球」の映像はありませんでした。でも、今までに発表されている映像を大画面でたっぷりと見ることが出来ました。もちろん先生の解説付きですのでただ見るのではなく見どころや映像のツボなど交えてでよかったですね。
その後は、「かぐや」の今までの観測結果を観測器毎に紹介がありました。大半がホームページなどで紹介されているものですがこちらも分かりやすく解説をしてもらいながらの見ていましたのでなかなか興味深かったですね。


質疑応答では、固体ロケットの質問が多かったですね。「GXロケット」とのからみなどもあって「タウンミーティングのようになっていますけど……」とありました(笑)
質問の中から出てきたのは、アメリカでは「アポロの着陸地点は見えなのか?」という質問が多いとのこと。アポロ陰謀論に絡んでいるそうで……。そういう話しが出てくるくらい「かぐや」も認知されたのでは、とかありました。
また、元宇宙開発事業団の方からも質問がありました。ちょっとそのやり取りに……でしたけど(笑) でも、固体燃料もアルミの代わりにリチウムを使うことで塩素ガスゼロの地球に優しい固体ロケットを開発中と聞くことが出来ました。


最後に楽しみしていた映画です。「祈り~小惑星探査機はやぶさの物語」です。
大画面で見る「祈り」は卑怯の一言です(笑) 映像が出てくるなり涙目の私がいましたよ。
みなさん前のめりで見ていましたね。


2008041204

休憩時間中に販売コーナーを物色。
見慣れた本こと『昭和のロケット屋さん』が最前面に!


今年は「次期固体ロケット」「かぐや」とタイムリーな内容でした。
年に1回しかないのがちょっと残念ですね。
地道な活動だと思いますけど、今年も会場に入り切らなくて外のロビーに椅子を出しての盛況ぶりなのでこのまま続けていってほしいと思います。

|

« 『甦った人工衛星』 | トップページ | 「しらせ」を見に行く »

「宇宙開発」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49026/40883432

この記事へのトラックバック一覧です: 第27回 宇宙科学講演と映画の会:

« 『甦った人工衛星』 | トップページ | 「しらせ」を見に行く »