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『ナハトイェーガー』

本屋で見かけた本に記憶のある名前が。
調べてみたらやっぱりそうでした。それで買ってみました。
うん、やっぱり面白かったです。

『ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~』
(涼元 悠一著 ISBN4-7973-3781-8 ソフトバンククリエイティブ株式会社)

作者の名前だけで探したので表紙を見たときはちょっとびっくりしました。電車の中で読むには勇気がいります(笑)
でも、読んでみるとそんなことを忘れていました。

いわゆるライトノベルズですけど、怪奇小説とファンタジーがうまく混じりあっていました。
登場人物たちもキャラがよく出ていてその会話が面白い。
ストーリーはストイック過ぎずに屈託のないもので、登場人物が今時の高校生なので深刻にならず楽しく笑いながら読みました。
その反面、プロットは時々ストイック過ぎて、ちょっと所々で読者を置いていくような場面がありました。結局2度読み返しましたけど未だに分からないままでした。
それがようやく分かったのは、裏表紙の要約文を読んでからです。(それまでは電車の中などで読むには恥ずかしくてしっかりとカバーを掛けていたのです)

そこには『時の螺旋』の物語、とありました。
なるほどこの面白いストーリーとプロットの螺旋の渦に引き込まれて何がなんだか分からない状態。時折かいま見えたものがこの小説なんだと。分からないと思えている部分は、渦の激しさの様なもににとまどっているのだと。


ちなみに、もうだいぶ前のことですがたまたま雑誌「Cobalt」を読みました。短編が掲載されていて「コバルトノベル大賞受賞作」でした。
『我が青春の北西壁』という作品です。高校の登山部に所属する主人公たちが“学校の壁”を登攀する話しです。
今でも面白かったのを覚えています。これが作者の涼元さんを知るきっかけでした。それからどんな作品が出てくるのかな、と思っていましたが出てこない(あとで調べたらちゃんと出ていましたね)

いつの間にかに忘れていたら、つい最近本屋で『ノベルゲームのシナリオ作成技法』なる本を見かけてその作者の名前に覚えがありました。それからネットで調べてこの『ナハトイェーガー』までたどり着きました。


そんな理由で作者の名前だけで探した本ですけど、やっぱり短編を読んだ時と同じで涼元さんらしいストーリーの妙を楽しめました。
続編が出ればそれを、そうでなくてもこの世界観や登場人物たちが違った語りで出てくる小説が出たらぜひ読みたいと思いました。

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