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ロケットまつり20

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11月30日に東京は新宿「ロフトプラスワン」で行われた「ロケットまつり20~祝!20回。祝!発刊!」に行ってきました。なにせ、この日はロケットまつりのトークをまとめた『昭和のロケット屋さん』が先行発売される日でもありましたから。
いつもながら今更ながらですが(笑)、毎度の面白さがあったので書いておこうと思います。

平日開催でしたので定時後に駆けつけてなんとか間に合いました。
会場に入る前に『昭和のロケット屋さん』を購入。待ってましたの先行発売です。本を見てみると話し手聞き手皆さんのサインがありました!
中に入ってみるとちょうどトークライブが始まったところでした。

プロデューサーの斉藤さんと本の編集者の今村さんが『昭和のロケット屋さん』発売について話されていました。ここで発売されたものは付録のDVDの袋が本からはみ出ているので正式に発売されるものは修正されての発売だそうです。そのため発売日が若干遅れるとのこと。

トークライブは、久々に笹本さんが来られたんでいつものお三方ですがあさりさんが遅れて来られました。
ゲストは、これまたいつもの林さん垣見さん、それと固体燃料の大家の永岡さんでした。今回は珍しくゲストの自己紹介がありましたね。

いつものように詳しくは書けません内容満載でした。雰囲気的には同窓会のようなのんびり感のあるトークライブでしたね。

最初は、垣見さんが出演された「開運! なんでも鑑定団」の裏話から。
番組に出る鑑定品は、鑑定団の鑑定士の方々はもちろんのこと、番組の鑑定士会議にかけたり公の鑑定協会に鑑定をお願いしたり、はたまた国立博物館にも依頼して二重三重の鑑定をして本物か偽物か鑑定しているそうです。ところが「ペンシルロケット」ものがものだけに鑑定できる人は……垣見さんだけ(笑)

ちなみに1300万円と鑑定された「ペンシルロケット」は垣見さんの手元にはないとのこと。アイ・エイチ・アイ・エアロスペースの富岡事業所に、しかも展示してあるわけではなくて金庫にしまってあるそうです……。
ついでに、なんでもあの放送のあとに林さんのところに電話が沢山あったとか(笑)
いつも林さんが持ってこられているペンシルロケットは、撮影に使ったのでロフトプラスワンの事務局から会場に向かっている最中でした。それが届いたということで持ってきたのがあさりよしとおさん(笑)

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林さんが「おおすみ」の模型を持ってきていました。
昔、宇宙研を定年すると頂けたものだそうです。林さんは勘が働いて定年前に作ってもらったそうです。その勘は正しくて作っていた会社は林さんが定年前につぶれた(笑) 司会者の面々は、内之浦の宇宙研の教授たちの定宿で見たことがあるものだそうです。休憩時間中に見せてもらいました。よく出来た模型でしたよ。

続いては、永岡さんの固体燃料の話し。
前回も色々聞かせていただきましたが今回もそれに輪をかけて色々な話しが聞けました。
メーカーではなく東大の研究室で作ったロケットとか、内之浦の開所式の時に飛ばしたロケットの話しとか、久々にK-8-10号機の話しなどの聞けました。気がつけば『昭和のロケット屋さん』の話しと付かず離れずの内容でした。お見事です。

第1部が終わって休憩時間になったら出版祝いと地酒をプレゼントされた参加者がおられました。茨城の地酒とかで。
あさりさんもなにやら持ってきていました。すごい人だかりが出来ていましたね。やっとのぞいてみるとなんと『宇宙家族カールビンソン』のおとうさんのフィギュア。“完全変形”するそうです。

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「エクセレントモデルA.I.シリーズ 宇宙家族カールビンソン おとうさん&コロナちゃん」ってやつみたいですね。
もう発売されていますね。<Amazon


後半のトークライブも大半は固体ロケット燃料の話しでした。
糸川先生に初めてコンポジット燃料を見せたときの話しは大笑いでしたね。
それにしても、ロケットの固体燃料が実は戦後の日本産業と結びついていたとは知りませんでしたね。

戦後の国土開発にセメントが必要なので浅野セメントの浅野総一郎氏が発破に使う爆薬をダイナマイトより安いカーリット爆薬の特許を購入して作ったそうです。このカーリット爆薬の主原料が過塩素酸アンモニウム。これは固体ロケットの酸化剤の材料にあたるものです。また、燃料の合成ゴムはと言えば、自動車のタイヤで有名なブリヂストンの石橋正二郎氏の協力があったそうです。
「ロケットの父が糸川秀夫なら、ロケットの母は浅野総一郎ですね」とありました。
この他にも数々のメーカーや企業がお国のため国策のためと頼まれて“意気に感じて”固体ロケット開発に協力してくれたそうです。すべて国内で出来たんだからと感謝を仰っていましたね。

その他には、垣見さんや永岡さんが勤められていた富士精密の前身である中島飛行機。このエンジン技術が自動車のエンジン技術としてプリンスや本田技研に受け継がれているとか、馬力をあげるにはどうするかとかなどいつもの様に脱線話も楽しいものでした。
今回の話しで「材料」というキーワードが出てきたので次回以降でそちら方面の話しも聞きましょうとなりました。


気がつけばもう20回。毎回毎回楽しいから行かずにはいられません。みなさんありがとうございました。
いつものように楽しい「ロケットまつり」でした。

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