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ロケットまつり17

2007090201

今回もなんとか仕事の都合をつけて行ってきました東京は新宿「ロフトプラスワン」で行われた「ロケットまつり17」
最近多い平日開催でお盆休みの前後ということでしょうか、開始ぎりぎりにたどり着きましたが結構良い席に座ることが出来ました。
たぶん9割方は埋まっていたのでしょうけど、珍しく席が最後まで埋まらなかったような気がします。

いつもの林さん垣見さんに加えて新しいゲストが登場された「ロケットまつり17」
いやー面白かったしいくつかの謎も大いに盛り上がってつながったので参加できて良かったです。
いつもように全部は紹介できませんけど書いておきます。

2007090202

いつものようにロフトプラスワンの斉藤さんから挨拶と告知から始まりました。

まずは、航空宇宙系列中心同人誌即売会「東京とびもの学会」のお知らせ。
9月27日に東京都大田区産業プラザPioで行われるそうです。

続いては、9月11日に前に行われた「宇宙基本法を考えるパート2」が姉妹店の「ネイキッドロフト」で開催。
衆議院の方も呼ぶとかで松浦さんと石附さんは前回同様出演だそうです。
……ちなみに「かぐや」打ち上げ直前で松浦さんがとっても大変とおっしゃっていました(笑)

9月30日は、人工衛星を製作されていたおのさんを呼んでのイベントがあるそうです。

11月30日(金曜日)には次回のロケットまつりが予定されています。
この日までに「ロケットまつり本」が出てないとまずい!そうです。
「本の発売記念イベントにします」と言われていました。これは楽しみ。


ちなみに“暑いため“笹本さんは欠席。松浦さんとあさりさんの進行でした。
今回はゲストの林さん垣見さんのほかに、二人の方がお越しになりました。
お一人は垣見さんの後輩に当たる永岡さんと林さんと一緒にロケット打ち上げ管制を行っていた東さんです。

永岡さんは、固体燃料の大家だそうでペンシルからのダブルベース燃料からコンポジットまで全部開発されたそうです。東さんは、宇宙研時代の火薬取り締まりの責任者だったそうです。
このお二人が中心で話されたのでもちろんロケットの燃料についてのあれこれだったのですが、やっぱり専門家が来ると知っていた知識があれもこれもはっきり見えてきた興奮しました。

なんで日本の固体ロケットが世界に冠たるものかという理由を、燃料の歴史や仕組みや貴重のノウハウの一端を教えていただけたと思います。
あまりの内容の濃さにいつものによう詳しく書けない。
書いたら某国に丁寧にご招待されて帰れなくなるくらいの話しでした(笑) 

日本の宇宙開発初期に起きた打ち上げ直後の爆発事故「K8型10号機」の原因についても、燃料の専門家としての説明がありました。「ミッシングリンクがつながった」と司会陣に言わしめるくらいでした。
それから、日本のメーカーや町工場の凄さも知ることが出来ました。
「木にどれだけ根が生えているか」という林さんの例えもありましたが、初めて聞く名前の会社がどれだけ凄いことをやっているかも知ることが出来ました。

それからいつものように脱線。今回はこれでした。
「Mが成功させるんですよ」

後半にはまた違った話が。
垣見さんが「何でも鑑定団」に出演されるそうです。
放送日は9月25日。
お宝は、なんと「ペンシルロケット」
それも野口宇宙飛行士がスペースシャトルで持っていたった“アレ”です。

さあ、あなたならいくらつけるか?
司会陣の算出の根拠もいろいろあってどれも一応納得できるものです。
会場からは質問や提案が出ましたがどれも秀逸。
やっぱり好きなものが集まっていると出てくるものですね。

あとは「ボルトとボトル11本」の話しなども出ましたね。タイムリーすぎです(笑)


会場入り口では物品コーナーがいつものようにありました。
風虎通信さんの宇宙の傑作機「ジェミニ宇宙船」と世界の射場から「内之浦宇宙空間観測所の旅」は購入。
いまなら「くだん書房」さん(9月1日の記事の中にあります)でも購入が可能なようです。(私も時たま利用しています)

今回は新しいゲストの分野からロケット歴史をかいま見られました。
まだまだこういう方たちがいるのでしょうからもっと聞いていきたいですね。


それでちょっと思ったのが、前に自分の記事で書きましたが南極観測50周年では、関係者100人以上の話しをまとめた本が出ています。

しかし、ペンシルロケットから50年経っているのに日本の宇宙開発としては出ていません。
どうなんでしょうか?
ペンシル40周年の時は「糸川先生」が自ら講演されていたそうです。
でも、50周年には糸川先生はおられませんでした……。
そろそろ日本の宇宙開発もこういうことをしておかないと、「ロケットまつり」や数少ない書籍の中にしか我々が知り得て楽しめる財産が残っていかないような気がします。
宇宙作家クラブあたりでやったらどうかな、と思いましたね。
何にしても、60周年の時には手遅れの部分が大きくなるでしょうから。


それから前に書いた記事にコメントがついて考えたのでちょっと。

「ロケットまつり」は、今のところ宇宙研に関係する方々がゲストに主に来られています。
ですから、どうしても日本の宇宙開発と言っても宇宙研の話しに中心になりますし、旧宇宙開発事業団と比べれば話しが少し甘くなります。
それを押して、そろそろこちらの方たちのお話を聞いてみては良いのではと思います。
H-IIやH-IIAだと生々しいでしょうから、N-IやN-II辺りの関係者を招いてみれば?
風当たりが厳しいかもしれませんが、ちゃんと話していただければ納得できる部分などあるから聞く方もちょっと変わってくるのでは思います。
そりゃいろいろあるかもしれませんけど、基本的にロケットや人工衛星が好きな人間が集まっているんですから“悪い方向”にはいかないのでは思います。
どうですかね?


いずれにしても今回もとても楽しい爆笑な「ロケットまつり」でした。
皆さんありがとうございました。
次回も期待しています!

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