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『十一月の扉』

ある書評サイトで絶賛していたのでちょっと読んでみました。
児童書が文庫化されたものだそうですが、そんなことを気にさせない物語です。

『十一月の扉』
(高楼 方子著 ISBN4-10-129871-8 新潮文庫)

中学生の少女が二ヶ月だけ下宿をする短い期間の話しです。
それと平行して文房具屋で手に入れたノートに話しをつづっていきます。
それが交互に出てくるという内容で話しは進んでいきます。

子供で下宿をしているというちょっと現実とは離れたように最初は思えましたが、物語が進んでいくとそんなことは気になりません。大きな出来事や事件が起きるわけではありませんが多感な中学生が考えたこと悩んだことがちょっとずつ話しに華を添えていくところがとても素敵です。

児童書という形なので、同じ年頃の男の子への興味や親へのちょっとした反抗のようなものも出てきてはいますが教訓とか説教じみているわけでもなくて書かれているので良いですね。

誰もが下宿などの特別な体験はないと思います。でも、あの頃に誰にでもあったちょっとした体験に通じるところが読み終わった頃に思い出される本でした。

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