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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』

クラフト・エヴィング商會の吉田さんの新しい本が次々出ていましたが中でもよかったこの本です。

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
(吉田 篤弘著 ISBN4-7660-0130-3 暮らしの手帖社)

もし、「映画」と「サンドウィッチ」と「スープ」が好きだったら手にとって見てください。
この本の世界は、吉田さんの(たぶん)モチーフである世界のどこかにある遠い街の片隅です。
どこかでみたことがある風景ですが思い出せない場所。
そこに主人公が引っ越してくるところから始まります。

ここからいくつもの話しが少しずつ進んでいきます。その出来事と相互の重なり具合が良いんですよね。
別に大きな事件や出来事が起きているわけではないんですけど。
短編に合わせてちょっとずつ歩み寄ってきていつの間に別の話になっていて。
でも、あわてることなくゆっくり静かに読めます。

もし、どこかに引っ越すことになったら、絶対この街に引っ越したい。
映画館でスープが飲みたいし、帰りにサンドイッチを買って部屋でのんびりしたい。
そう思わせるとっても静かでおいしい物語でした。

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