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航空宇宙技術研究センター一般公開

2006043001

4月23日は、東京は深大寺にあるJAXAの航空宇宙技術研究センター一般公開に行ってきました。
見学の後、仕事が忙しかったり風邪をひいたり(笑)していたので、今頃なんですが、ぱしゃぱしゃ撮った写真を。

●第1会場(航空宇宙技術研究センター)

ルートはいくつかあるのですが、なじみの吉祥寺駅からバスで行きました。
一番便利なのが「航研前」バス停です。バスを降りると会場が目の前ですから。
他のバス停は帰りに利用しましたが、少し歩くことと、道案内がないのでちょっと迷うかなと思いました。

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「展示室」の小型自動着陸実験(ALFLEX)。
ヘリコプターから切り離されて、滑空実験に用いられた実物です。

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「FJR710エンジン」
短距離離着陸(STOL)実験機「飛鳥」に搭載された、日本で初めて耐空性基準を取ったエンジンです。

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「遷音速フラッタ試験設備」にあった試験用の翼。
音速以下で起きるフラッタはだいたい分かってきているそうなのですが、超音速の領域はまだまだ分からないところがあるそうなので、こういう試験用の翼で実験しているそうです。

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「超音速エンジン試験設備」
ここでは、海外の方が熱心に設備について質問されていました。

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「実験用のラジコンジェット機」
実際に北海道の大樹町などで飛ばして実験を行った機体です。「飛ぶんかい!?」というくらい大きかったです。

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「小型超音速実験機」
去年、オーストラリアのウーメラで飛行実験に使用された実物。

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この前、日本科学未来館でも展示されていましたが、こちらではこのくらい近づけました。(笑)
この機体での実験は終了しているので、あとの余生は展示のみということです。
ちゃんと展示してほしいものです。

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「HOPE-X強度試験用供試体」
日本の無人宇宙往復機「HOPE-X」の実物大構造物です。
残念ながら現在実機製作は凍結されています。う~ん。

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「高速飛行実証(フェーズ2)の実験機」
平成15年7月1日にスウェーデンで行われた時に使用された実機です。
着陸時にパラシュートが開かなくて、機体に損傷をおっています。
でも、お話しによると、非常に理想に近い不時着だったのでこの程度の損傷で済んだ、とか。

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「0.5m/1.27m極超音速風洞」
マッハ10までたたき出す風洞です。


●第2会場(飛行場分室)
会場は、2カ所に分かれていました。
会場間を無料バスが運行していたので便利でした。10分ほどの距離だったと思います。
なんでこんな場所にあるのかと思っていたら、名称の通り、敷地の隣が「調布飛行場」。
「航空宇宙技術研究センター、緊急出動願います!」
「了解!」とかするからですね(笑)

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「2m×2m低速風洞」
当日は、風速20m毎秒の“風”を体験できました。
係の人曰く、「ちょうど高速で走っている車から顔を出した感じ」だそうです。
すごい風でした。

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「飛行シミュレータ」
ここでは、航空機とヘリコプターと2種類のシミュレータが体験出来ます。
と、言ってもものすごい行列に負けて私はそばで見ておりました。

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「国産旅客機の研究開発」
パネル展示でしたが、係の方に丁寧な説明をしていただけました。
日本は、この分野の経験や情報がまだまだなので、風洞実験やコンピュータを用いた数値シミュレータで日夜研究に励んでいるそうです。

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「飛行船の飛行運用シミュレータ」
飛行船を定点で運用することで成層圏プラットフォームを実現させる研究開発の一環。

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「実験用航空機の格納庫」
日本の航空分野の研究開発機関ですからね、これくらいはないと。

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「ビーチクラフト式65型」
空飛ぶ実験室その1。

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「ドニエル式Do228-202型」
空飛ぶ実験室その2。


航空宇宙技術研究センターは、今回が初めてでした。
とにかく1日ではちゃんと回れないくらい、いろいろありました。
設備自体もとにかく巨大で「工場」を見て回っている感じですね。
それもそのはず、風洞内に一定の速度の空気を流そうとするとそれだけの設備がいる訳です。
また、異なる速度の風洞となるとその数だけ施設が必要になるので、敷地が広くなる、と。

これだけあっても、まだまだ実験が思う存分出来ていないのでしょうから、1回“だけ”実験したら取れるだけのデータを取って次の実験に向かうしかないようです。そんな感じを私は受けました。これは悲しい。
5年10年に1機、「飛鳥」クラスの実験機を飛ばして、その成果を見てみたいものです。

JAXAの“宇宙”と同様に、“航空”もまだまだだけど、これからだ、行ける!という印象を受けた一般公開でした。
来年も楽しみにしています。

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コメント

宇宙空間に人型のロボットを打ち上げるとスペースドームを建設してその中で宇宙生活の実験が出来る宇宙開発はいかに安くやるかがキーポイント宇宙開発で大発展すると人類の全てが変わるかもしれない

投稿: 増田二三生 | 2007/11/29 12:40

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