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『博士の愛した数式』

前から評判を知って読もうと思っていたのですが、文庫になるまで読んでいませんでした。
映画が公開されるから、ちょうど良いタイミングだと思って買いました。

『博士の愛した数式』
(小川 洋子著 ISBN4-10-121523-5 新潮文庫)

正直、親本が出て時に読めば良かったと後悔するくらい良かったです。
「人類やっていて良かった」と思える一瞬です。

80分しか記憶が出来ない数学者の博士と、その博士の世話をすることになった家政婦さんとその息子さんの話です。この3人になにも共通がなくそこから何かが生まれるとは思えませんが、博士が数学者であったが故に物語は始まっていきます。

数学や数式にまつわることが博士から家政婦さんに伝わっていくと、それはただの数字という無味乾燥な物ではなく、血の通った暖かい共通の思いになっていく。それをこの物語のなかで何度も体験させられる凄さは、小説の持つ力を越えたものを感じました。

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» 「博士の愛した数式」(小川洋子/新潮文庫) [びぶりおふぃりあ]
オススメ度:☆☆☆☆★ オススメ対象:数学はニガテというあなたへ。 オススメポイント:江夏豊 ツッコミポイント:博士といっしょに息子の心配をする雷のシーンは心配のための心配 [続きを読む]

受信: 2006/01/10 02:05

» 感動は深く静かに…「博士の愛した数式」 [万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記]
 実に静かな映画だった。激しい愛の言葉もなければ、涙も憎悪も嫉妬もない。死の場面がなく、ラブシーンもない。淡々と日々の移ろいを追っただけなのに…。それでも、心を打つ、深く静かに、強く。「博士の愛した数式」(小泉堯史監督)はそんな佳作だった。80分しか記憶....... [続きを読む]

受信: 2006/02/02 14:08

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