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『2005年のロケットボーイズ』

題名には「ロケットボーイズ」とありますが、「キューブサットボーイズ&ガール」の話です。

『2005年のロケットボーイズ』
(五十嵐 貴久著 ISBN4-575-23531-8 双葉社)

10センチ四方の超小型人工衛星、キューブサット。
この物語は、普通の高校生がキューブサットを作ります。
とはいっても、普通の高校生。
そこにはいろいろなことが起きます。それを乗り越えて、自分たちの人工衛星を宇宙へ上げます……、というような“感動もの”とはちょっと違いました。

現実には、東大と東工大のキューブサットが今地球の周りを回っています。
それぞれの大学は、宇宙開発を目指す若者たちが取り組んだ衛星です。
(その奮闘記は、川島レイさんの『上がれ! 空き缶衛星』や『キューブサット物語~超小型手作り衛星、宇宙へ』にあります。みんな読んでおくように(笑))

この話の高校生は、ロケットや人工衛星が好きだ~、というそもそもの取っ掛かりがありません。
でも、仲間たちとキューブサットを作っていきます。
上記の本たちのことを頭に描いていると、ちょっと肩すかしをくらいますが、それを越えてのこの物語の面白さがありました。

一種の青春物語のスパイスが「キューブサット」となりますが、キューブサットには、ちゃんと考察や考証がされています。ああ、普通の人たちが宇宙開発にふれる瞬間ってこういう感じなのかと(フィクションですけど)思いました。

めちゃめちゃ個性的な登場人物たちが出てきて、ちょっと友達にはなりなたくないあ、とは思いますが、でも、こういう仲間たちとならキューブサットを作ってみようかと思いました。
そういう時代は、もしかしたらすぐそこまで来ているのかもしれませんね。

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受信: 2005/08/22 15:15

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