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『夕凪の街 桜の国』

本屋や書評などでどんな内容の漫画か知っていましたが、ちょっと躊躇して買っていませんでした。
お金に余裕が出来たので(笑)購入してみました。
買ってよかった漫画でした。

『夕凪の街 桜の国』
(こうの 史代著 ISBN4-575-29744-5 双葉社)

もういろんなところでこの漫画について語られているので、なんと書いてよいのか分かりませんが、そんな言葉などはこの漫画の良さの断片しか語ることの出来ないほど良い漫画です。

短編が3作で構成されています。うち真ん中の作品と最後の作品が前後編になっています。そこに描かれている背景やストーリーは、ゆっくりとした物語です。
しかし、この漫画の持っている大きな力のようなものはなんなんでしょうか?
あとがきにもありますが、編集者から広島の話を書きませんかと進められて、それが「広島」でなくて「ヒロシマ」のことを指していたことに気がついた、と作者の言葉があります。

この作品にはそんな直接的なことは書かれていません。物語もそれが中心ではありません。
でも、その体験を知らない私でもとまどうくらいの衝撃がありました。
これ以上うまく書けません。どんな手段でも良いですから一度手に取ってみて下さい。

ひとつ言えることは、この作品を通じて編集者に言われて著者が調べてこの作品を作り上げた力や表現力、それを読んでいろいろ考える力や想像力、いろんな書評やコメントはここに根付いていると思います、がいつまでも人々の間に続けば、あの悲劇はもう一度引き起こすことはないと思います。

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