« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »

comic新現実 vol.4

久々に本屋を覗いていたら、眼をぱちくりとさせてしまいました。
「comic新現実」という単行本コミックがあるのですが、私の中では白倉由美さんの「しっぽでごめんね」という小説が連載されている、程度の認識でした。
知ったのが遅かったので、白倉さんの連載を途中から読むのもなんだな~、と気に入った特集があるときだけ買っていたのですが、今回は表紙だけで買いました。

だった、特集が「白倉由美 まんが家以降。」
表紙のイラストは白倉さんの新作、でしょうか?(単に私が知らないイラストだけなのかもしりませんが……)
単行本未収録の「デパートのアリス」も掲載されています。(これが連載されていた雑誌を神田神保町まで買いにいったっけ……)

内容は、インタービューとエッセイ、それに小説とコミックです。
インタビューは、現在の表現するにあたったのバックグランドにある影響された人や作品などが浮き彫りになっててなかなか読み応えがありました。
エッセーは、まんが家をやめてから現在までの白倉さんのお仕事などがつづられていて、これもまた興味津々で読みました。いくつか拾えていないものがあるので(笑)

最後に、ええっ! ということが書かれていました。
詳しくは次号に紹介されるそうですが、それは楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一段落

20050417-11

今日は、青山に行っておりました。
いわゆる情報処理試験を受けに行ってきたのです。
2ヶ月ほど勉強はしてみましたが、尾っぽ巻いて逃げてきました(笑)

一応、本を読む時間を勉強の時間にそれなりに当てていたので、ちょっと欲求不満というかストレスというかたまっていたのですが、今日でそれも終わりです。
……という割には、本は買うし読むし。気持ちの問題です。

試験が終わったと同時に、ふらふらと。
上の写真は、試験会場の青山学院大学の構内です。
新緑の時期で緑が映えていました。

続きを読む "一段落"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桜の咲く頃

20050417-01

もう時期が過ぎてしまいかけていますが、桜の咲く頃によく思います。
桜を見ていると、咲き始めと咲き終わりが好きだけど、満開の桜はどうもあわない、と。

なぜかと考えると、大学時代に3週間の語学研修に行ったニュージーランドの桜を思い出すからです。

20050417-02
こちらがそのニュージーランドの桜です。
ちょうど季節が日本と反対ですから、夏休みの語学研修の時期は、向こうでは冬から春になるときでした。
桜があること自体びっくりしたのですが、あちらの桜は1ヶ月ほど花が咲いたままの品種だそうで、研修期間中ずっと満開状態でした。

それを見続けていたせいでしょうか、個人的にどうも満開の桜は、もっさりとしていてどうも美しくない、と頭に残ってしまったようです。ニュージーランドの桜には悪いけど。

とか書きながら、ちょっと桜の写真を撮っておりました。
ちなみに上の写真は、ご近所の桜です。

続きを読む "桜の咲く頃"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本の宇宙開発50周年記念講演

20050411

今年は、日本の宇宙開発が始まってから50年目に当たります。
各地でいろいろなイベントが企画されています。
4月12日の「ロケットまつり」が平日なので行けない可能性がやたらに高くなったのでこちらのイベントは逃すまいと仕事を片づけて出かけました。

Yuri's night2005 特別企画として、秋葉鐐二郎元宇宙科学研究所所長とノンフィクシ ョンライター松浦晋也さんの講演とお二方に的川泰宣JAXA執行役を交えたパネルディスカッション、ビデオ上映「ペンシルからM-Vへ~ロケット開発のあゆみ~」となかなかの内容でした。

講演は、 東京大学本郷キャンパスの先端知ビル武田ホールで行われました。
最初のビデオ上映で音が出なかったり、途中で映像が切れたりと出だしからトラぶっていましたが、司会の矢野創さん(JAXA宇宙科学研究本部・助手)の機転でなんとか進んでいきました。
トラブルのために講演予定が狂ったおかげで(笑)予定よりも1時間ほどオーバーしたので、話題がかなり広範囲に広がりました。簡単には書けそうにもないので、その内容はいずれまとめて紹介できれば良いかなと思いました。

続きに講演会の感想を書きました。
でも、その前に。

講演の最後にありましたが、この50周年を記念して、JAXAがペンシルロケット再現イベントを計画されているそうです。(……冗談で書いたことがそうでなくなりそうです……)

的川先生の話だと、8月の夏休みあたりに行う方向で動いているそうです。
当時に忠実に、本当にペンシルロケットを水平発射実験を行う再現イベントだそうです。
まだ、場所も日時も決まっていないそうですがこれはとても楽しみなことが聞けました。

続きを読む "日本の宇宙開発50周年記念講演"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『夕凪の街 桜の国』

本屋や書評などでどんな内容の漫画か知っていましたが、ちょっと躊躇して買っていませんでした。
お金に余裕が出来たので(笑)購入してみました。
買ってよかった漫画でした。

『夕凪の街 桜の国』
(こうの 史代著 ISBN4-575-29744-5 双葉社)

もういろんなところでこの漫画について語られているので、なんと書いてよいのか分かりませんが、そんな言葉などはこの漫画の良さの断片しか語ることの出来ないほど良い漫画です。

短編が3作で構成されています。うち真ん中の作品と最後の作品が前後編になっています。そこに描かれている背景やストーリーは、ゆっくりとした物語です。
しかし、この漫画の持っている大きな力のようなものはなんなんでしょうか?
あとがきにもありますが、編集者から広島の話を書きませんかと進められて、それが「広島」でなくて「ヒロシマ」のことを指していたことに気がついた、と作者の言葉があります。

この作品にはそんな直接的なことは書かれていません。物語もそれが中心ではありません。
でも、その体験を知らない私でもとまどうくらいの衝撃がありました。
これ以上うまく書けません。どんな手段でも良いですから一度手に取ってみて下さい。

ひとつ言えることは、この作品を通じて編集者に言われて著者が調べてこの作品を作り上げた力や表現力、それを読んでいろいろ考える力や想像力、いろんな書評やコメントはここに根付いていると思います、がいつまでも人々の間に続けば、あの悲劇はもう一度引き起こすことはないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『キューブサット物語』

20050403

2003年6月30日。
東大と東工大が作成した10センチ角の人工衛星が打ち上げられました。
そして、その衛星は今も元気に宇宙からメッセージを送ってきています。
この2機の衛星の誕生から、作成の日々、そして打ち上げにいたるまでの記録がこの本です。

『キューブサット物語』
(川島 レイ著 ISBN4-7678-0399-3 株式会社エクスナレッジ)


日本で宇宙開発に携わっている人っていったい何人いるのでしょうか?
数の取り方にもよるんでしょうが1万人いるかいないかだと思います。私の勝手な想像ですが。
たとえば、自動車を造っているよ、という人は親戚に一人や二人いてもうなずけますが、ロケットや人工衛星を作っているとなると、相当な確率でないといないと思います。

この本の素晴らしいところは、人工衛星というものを、まったく何も知らない人でも知ることが出来る点です。「人工衛星なんてものを作ったことがない」学生たちが試行錯誤して、世間からは無理だと言われていたのにも関わらず作り上げ、見事に運用に成功した、というストーリーに、共感が大いに持てます。

私もロケットや人工衛星は大好きですが、さすがに作ったことはない(笑)
いったいどんな風に作るのか知識で知っていてもいま一歩つかめないところがある。
ましてや、宇宙開発なんて興味がない人にはさっぱりの話です。
しかし、キューブサットを製作した学生たちを通して、誰でも体験し“宇宙”を身近に感じることが出来る貴重な本だと思います。

衛星を作ることは技術的なことですがそれだけの本ではありません。
物を作る、何かを成し遂げるにあたっての努力や苦労は、面白くもあり悲しくもあり、自分の体験が頭をよぎりました(笑)
自分のことのようにハラハラドキドキしたまま読み進んでしまいます。
そして、キューブサットが打ち上げられ、初めての信号を受信するくだりで思わず本を読みながらガッツポーズをしてしまいました。


学生たちは、いきなり宇宙へ行く人工衛星を作ったのではありません。その前に缶ジュースサイズの人工衛星(カンサット)を作って、宇宙ではありませんが高度4キロメールまで飛ばして実験をしています。そのときの経験が今回のキューブサットにつながっているのが読み取れます。

このカンサットでの学生たちの物語が知りたい方は、同じく川島レイさんが書かれた『上がれ! 空き缶衛星』を読んでみて下さい。『キューブサット物語』にも負けず劣らずの物語がここにあります。
『上がれ! 空き缶衛星』
(川島 レイ著 ISBN4104684015 新潮社)


写真は、2004年のハムフェアに展示されていたキューブサットです。
こんなに小さい人工衛星が今も地球をまわっています。
ちなみに、2004年7月10日に行われた「キューブサット1周年記念講演」の見学記を自分のホームページにまとめています。
よろしければどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

ローレライ

風邪をひく前に見に行っていたのですが、今頃書くことになりました。
原作がお気に入りなので、はたして映画になるとどうなるのかちょっと不安でしたが、いえいえどうしての映画でした。

 1945年8月日本。広島に原爆が投下されたその日に、一人の潜水艦艦長に特命が下される。第2第3の原爆投下を阻止すべく、戦利潜水艦イ507で太平洋上にあるテニアン島へ出撃作戦である。しかし、そのイ507につまれた特殊なソナーには……。

小説『終戦のローレライ』映画版というよりは、兄弟関係にあると聞いていましたが確かにその通りでした。小説を知っている分、ちょっとした違和感がありましたが、それでも映画のなかの「ローレライ」は、原作と同じ構造を持ったひと味違う映画になっていました。

強いて言えば、「パラレルワールド」の関係とでも言うのでしょうか。
少しでも時間軸がずれていれば、映画の中のストーリーは起きえたものでしょう。
それでも、折笠はパウラに会い、絹見艦長は伊507に乗艦し、浅倉は「あるべき終戦の形」を求めて行動しただろうと思います。
そのひとつの答えがこの映画だと思います。

エピソードをそれぞれ見れば原作に出てくるものも多かったですが、それを貫くストーリーは別物と言っても良いものです。それだけに次の展開が読めなくて原作を読んでいる人間でも楽しめるものになっていました。
私としては、原作を知らずにこの映画を楽しみたかったというのもありますし、そのあとで原作を読んでみたかったな、とこの映画を見終わったあとで思いました。
それだけ“力”のある映画でした。

それにかっこう良い!
すべてのシーンが前のめりに見たくなるような出来です。小説で読んでいたイメージがよりはっきりと像を結んだ感じだからでしょうか。
登場する人物も、ベテランから若手までよくこのメンバーが集まったという配役で、CGや潜水艦の作り込みをも凌駕する演技が見られました。結構好きな俳優さんが出ていたので満足です。艦長役の役所さんはぴったりでした。

原作が好きなもので、映画についてもいろいろ関連本など読んでしまったので予習が過ぎましたが(笑)、良い意味で期待を裏切られました。

ひとつ残念というか期待したのは「椰子の実」の歌をあのメンバーで聞けたらと思ったことです。やっぱりそれはなかったです。原作と映画は違うものと分かっていましたが、それだけがちょっとだけ残念でした。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

『【学校ごっご】六輔、その世界史』

土曜日は、家にいるときよくラジオを聞いています。
TBSの「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」です。
床屋に行くとよくこの番組が流れているので聞いているうちに面白くて家でも聞くようになりました。
その永六輔さんの新しい本が出ていたので初めて買ってみました。

『【学校ごっご】六輔、その世界史』
(永 六輔著 ISBN4-537-25260-X 日本文芸社)

この本は、永さんが“先生”をしている広域歴史学習団「学校ごっこ」の講義内容を再構成してまとめた本です。
タイトル通り、永さんが学校の先生よろしく講義を行います。その内容は歴史・宗教・医療・職人・世相・教育と幅広いものです。
だからといって、この本が教科書ではないところが良い点です。永さんが自分で見聞きしたことを自分の言葉で話されています。その背後には、日本文化に対する深い造詣があります。

読み進んでいくと今更ながらにこの国の凄さとおかしさが浮き上がってくるようです。
上記のラジオ番組の中でもときどき話されている「物差し」の話もこの本の中にありました。今の日本は物差しはメートル法が基準だそうです。それ以外は使ってはいけないと。
そうすると、古来から使われている尺を基準として物差しは使えません。

今の世の中だったら良いのかもしれませんが、良く考えればメートル法を使っている時代よりも尺を基準にした時代の方が断然長い。お札ですら尺を物差しに作られているくらいです。つまり、古いものの基準が否定されて使えないのです。
これはおかしいのではないとか、永さんは話されています。そのせいで消えていく物・人があると。
こういう話が、この本の随所にあります。目から鱗が落ちる、というか自分の知っているものを底が浅かった、と良い意味で知ることが出来ました。

それから、最後に出てくる「命の大切さ」をどうやって教えるか、という話があります。
誰でも一度は考えたり人に聞かれたりするこの問題。
永さんは先生を目指している人から聞かれたときに答えたことを、この本の中で再現されています。

それを読んでみて、鳥肌が立ちました。
「命の大切さ」という問題をああいう切り口で説明していくことが出来るなんて。
永さんにしか出来ない答え方かもしれないけど、その答え方の姿勢は素晴らしいものでした。

この一文だけを読むだけでもこの本の価値が分かります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

4月といえば……(その2)

今日から4月です。
4月といえば、いろいろあります。
冗談は、さておき今月はいろいろあります。

2月から知ってはいましたが、野尻さんの掲示板より正式な情報を知りました。
4月12日は、ロケット祭り「ペンシルロケット50周年!」です。東京は新宿にまた宇宙開発フリークが集う時が来ました。詳しくはロフトプラスワンのホームページからスケジュールをご覧ください。
いつもと違って、“平日”です。どうしましょうか?

4月10日は、東京本郷の東大で「日本の宇宙開発50周年記念講演」があります。「事前申し込み不用・参加費なし」ですから、時間を作らねば。

その他に、「科学技術週間」が行われるのも今月です。4月18日が「発明の日」でそれを記念して行われます。
公式ホームページもあるのですが、まだたいして情報がありません。
しかし、裳華房の「2005年 研究所等の一般公開」には、各機関の公開日があります。

私は、毎年、つくばへ行くのですが今年は別の場所に行こうかと考えています。
あちらこちらで、一般公開が行われていますから、ぜひ足を運んでみましょう。
絶対楽しいことが待っていますよ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

4月といえば……(その1)

今日から4月です。
4月といえば、いろいろあります。

当事務所の調査によりますと、今年はペンシルロケット50周年、つまり日本の宇宙開発が本格的に始まって50年目ということを記念して、当時とまったく同じ国分寺駅前にテストスタンドを作成して、ペンシルロケット(全長約23cm)水平発射が4月12日に行われる情報が入ってきました。 また、これからの日本の宇宙開発を祈願して、賞味期限が近づいているM-V2号機(全長約30m)も同じ日に水平発射されることが決まったそうです。 バランスをとるためのダミーのペイロードは、東淀川大学航空宇宙研究団のカンサット(ドラム缶サイズ)の試作品が切り離しテスト用に搭載されます。団長によると「衛星バスは、核廃棄物キャニスター並みの強度です。問題ありません」とのこと。 今回は、3段式ではなく4段式で行くことがさきほど決定し、記念日に向かって最終段階に入ったようです。

この情報は、“4月1日”にある筋よりもたらされました。

続きを読む "4月といえば……(その1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »