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『ニュースの現場で考える』

池上彰さんの新しい本が出たのは知っていたのですが、なかなか見つかりませんでした。
それもそのはず、今回の本は「児童書」でした。

『ニュースの現場で考える』
(池上 彰著 岩崎書店 ISBN4-26504271-6)

池上彰さんというよりも、NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん、と紹介した方がすぐ分かると思います。
今までにも、数々の本を出されています。
ニュースの用語に丁寧に解説した本だったり、ニュースの裏側で繰り広げられていることなどだったりします。
これが、結構面白いし、ためになる。たぶんほとんどの著書は読んだと思います。
この本は、ちょっと違っていまして、池上さんの自伝的エッセイです。

読んでいて、よく分かったのは、池上さんは元々NHKに記者として採用され地方を回ったり、大事件に取り組んだりされている方でした。私もよく知っている事故や事件に取材に行っておられたのです。
そういうことから、池上さんの博識や経験が作り上げられ、今の「週刊こどもニュース」に見られる“分かりやすい”ニュースが生み出されると気がつきました。

この間、スマトラ島沖地震の津波の被害がありました。
いろいろ、ニュースで津波に関して報道されていましたが、私が見た限りで「津波」という言葉自身の説明を行ったのは「週刊こどもニュース」だけでした。
本当は知らないけどそのままにしていることをちゃんと掘り起こして解説するということは、対象に対してどれだけ調べたか自分で理解できたか人に伝えられるか、ということが関係すると思います。
現場でそういうことを行ってきた池上さんのいろいろなことが、この本には凝縮されています。

「児童書」ですから、児童向けには書かれていますが、大人の私でも十分読み応えがある本でした。
また、この本の良いところは、池上さんが紹介されるエピソードを補足するために「写真」が載せられているのですが、それがちゃんとしたところの写真が使われています。
たとえば、「出雲大社」の写真ですが、提供は「島根県観光協会」だったり、広島の原爆に関するところでは「広島平和記念資料館」だったりします。
そういう細かいところまで目が行き届いている本です。

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