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ロケットまつり3

ちょっと前後しますが、土曜日は夕方に新宿へ出かけました。
宇宙作家クラブ」主催のトークライブ、 「ロケットまつり3 ~ロケット一代男がやってくる!~」を聞きに行ってきました。

東京は新宿に、トークライブハウス「ロフトプラスワン」という、飲食しながらイベントを楽しめるスペースがあって、今回そこで「ロケットの神様」こと、元宇宙研ロケット班長の林紀幸さんがゲストで来られると知って、これは行かねばと出かけたのです。

開演15分前のついたので、もう会場は満員状態で出入り口近くになんとか座れました。
ステージ部分が横から見るので場所は、そんなに良くはなかったですが、モニターがあちらこちらにあるのでそんなに苦にはなりませんでした。

場所は、ちょっと残念でしたが、捨てる神あれば拾う神あり。
最後に良いことがあった場所でもありました。

めちゃくちゃ楽しかったので、ちょっとまとまりませんが、こんな感じのイベントでした。

追記:2005年2月13日
ロケットまつり4」に参加して知ったのですが、写真撮影などいけないそうです。
作成当時は、写真を貼っていましたが、取り外すことにしました。
また、いつの日か公開できるようであれば戻したいと思います。

イベントは、予定よりも5分ほど早く始まりました。
司会進行は、ノンフィクション・ライターの松浦晋也さん、SF作家の笹本祐一さん、漫画家のあさりよしとうさんという豪華メンバです。
林さんの話に、お三方がいろいろと時代背景の説明や資料の写真など見せてくれて、という贅沢な構成です。

いきなり、林さんが持ち出してきたのが「ペンシル・ロケット」。実物です!
会場から感嘆の声があがります。
そのあとは、次から次へと「ペンシル300」や「2段式ペンシルロケット」が目の前に出てきます。全部実験に使った本物です。

そのあとは、宇宙研の前身である東大生産技術研究所時代の貴重な記録フィルムを見ることが出来ました。
今まで本でしか見たことないものが映像としてこれでもか!と言うくらい繰り広げられました。
前半のクライマックスは、あの「カッパ8型10号機」の事故の映像です。
笹本祐一さんの『宇宙へのパスポート2』にも出てくる第1段目がちぎれて飛んでいき、海に落ちた第2段目が“正常”に点火したために海から飛び出してきて実験場を転げ回った、あれです。
その映像をこの目で見ることが出来るなんて思っていませんでした。来て良かった……。

こんな感じで、5分に1回は、感嘆とため息が会場からもれ、10分に1回は、林さんのいわゆる“失敗”の話に大爆笑となり、そのあまりの内容にお三方が“絶句”するありさまで、こんなに面白いことは久々でした。
宇宙開発が好きでよかったと、この時間ほど思ったことはありませんでした(笑)

林さんの話も、いわゆる“失敗”の話でしたが、それは次へに続く楽しい道のりの話で、イベントは3時間もあったのに、東京国分寺で始まったペンシルロケットから、秋田の道川海岸での実験までしか聞くことが出来ないほど“濃い”ものでした。

印象に残ったのは、「誰もが失敗することは、本当の失敗ではない。その人にしか出来ないことをして初めて失敗と言える」(このころは完全に興奮していたので、こんな風だったとおもいます)。いろいろと実際に“現場”で“失敗”してきた人しか言えない発言だと思いました。

「今日の失敗は、明日の糧、思い出のネタ」とでもいうのでしょうか、失敗がただの失敗に聞こえないのがすごかったです。とっても華がある時間でした。
なんでも、まだ内之浦の話や糸川英夫先生の話などあって、来年の2月くらいに続きをやりましょう、とかの話になって会場が拍手で包まれました。
ぜひ、次の「ロケットまつり」も行くぞ、行かねばならないと、心に堅く誓いました。

イベントも終わって、ちょっと良いことがありました。
私が座っていた席は、ちょうど2階席にあがる階段がありました。2階席は、お三方や林さんの控え室になって引き上げていくみなさんを間近で見ることが出来ました。

そして、あさりよしとうさんがペンシルロケットを持っている!
まじまじと見ていると、目の前で見せてくれて、なんとさわらしてもらえました!!
ペンシルロケットはレプリカ(なんでも、あーして、こーして、そうすると飛ばすことが出来るとか……)の方でしたが、2段式ペンシルロケットは本物です。

小さくて重みがあって、ここから日本の宇宙開発が走り出したと思うと感無量でした。
もし、違う席に座っていたらこんな幸運なことはなかったと思います。

さて、イベント会場の出入り口では、書籍など売っていました。
松浦さんの本やみのうらさんの「宇宙の傑作機」など。
1冊だけ持っていなかったの買ったのがこれです。
20041114-24.jpg
一緒にいただいたのが、東京都写真美術館と日本科学未来館で行われている「ミッション:フロンティア-知覚の宇宙へ(アート+科学でさぐる知覚のフロンティア)のパンフレットです。

はじめは「同人誌」かとおもったら違いました。
小林伸光さんが書かれた小学生向けの児童書「ロケットがゆく」です。
福音館書店から出ている立派な書籍で絵本形式ですが、H-2Aロケットが工場から出荷され、船で海を渡り、種子島から人工衛星を打ち上げるところまで丁寧な絵と文章で書かれています。

ちなみに裏側はこんなでした。確かに児童書です。
20041114-25.jpg

楽しいイベントも終わり、街に出るとこんな風景でした。
もうそういう季節です。
来年の節分が過ぎた頃に、またここに来ようと改めて思いました。
楽しい時間をありがとうございました。
20041114-26.jpg

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コメント

最近はすっかりハード系からリモートセンシングのデータ処理に本業が移ってしまったてんしゅうです。しかし日本の宇宙開発が寂しいですねぇ。キリバス共和国クリスマス島にあるHOPE-Xの拠点も閉鎖になるそうだし…。仕事的には早いところMTSAT-1Rが打ち上がらないと食い扶持が無くなりそうですわ(泣)。
そうそう仕事の関係でLinuxの勉強をしようと思っているのですが何か良い書籍ご存じ無いですか??

投稿: てんしゅう | 2004/11/20 23:48

MTSAT-1Rも来年の2月に打ち上がりそうですね。もしかしたら、模擬衛星の可能性があるそうですが。
LINUXは、ちょっとかじった程度です。「できるシリーズ」(笑)とか、雑誌との特集をまとめたもので勉強しました。
使う用途によって、いろいろ出来るOSですからそれによって勉強方法も変わってくると思いますよ。
今は、「KNOPPIX」というディストリビューションで遊んでいます。
CDのみで動作しますので、自分のパソコンの環境をいじくらなくても良いので、重宝しています。

投稿: 山本 | 2004/11/24 01:08

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