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『魚釣島奪還作戦』

仮想戦記・シュミレーション戦記作家と知られている(こういう紹介しか思いつかないのですが、……)大石英司さんの新しい本が出ました。
『魚釣島奪還作戦』
(大石 英司著 ISBN4-12-500876-0 中央公論新社)

領土問題で時々話題にあがる尖閣諸島の魚釣島に武装集団が占拠し、交戦になる事態まで発展してしまった。そこで日本政府は、公式にも非公式にも存在しない陸上自衛隊の特殊部隊「サイレント・コア」を派遣することになった。
以上のような内容が今回の話です。(めちゃめちゃ端折っていますが……)

今回は、大石作品で大活躍する特殊部隊「サイレント・コア」が苦戦します。
それもそのはず、もともとは原発防衛を主な任務とする特殊部隊が、正規戦に近い戦闘に投入されます。投入直後に苦戦を強いられるのは、初めて読んだと思います。
確かにそうだよな、と思いながら読んでいました。

出来る人間や組織をなんでもかんでも投入して事を解決しようとする癖は、日本人だったらいくつもお目にかかったことがあると思います。しかし、それは「後がない」作戦や仕事を意味していることだと気がついているのでしょうか?

大石さんの本は、軍事ものとして分類することが出来ますが、そのプロットとなる背景は、いつ起きても不思議ではない事件や問題だったりします。今回の領土問題やそれに伴う戦闘もそういえると思います。
そこに見られる「現実」は、私たちの現実とそうは変わらないと思います。

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