« 神保町ブックフェスティバル | トップページ | 『魚釣島奪還作戦』 »

『情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴』

文章を書くときに、お手本にするなら誰かと聞かれたら、私はこの人をあげます。
軍事評論家の江畑謙介さんです。
テレビなどでおなじみの方ですが、かなりの著書があります。
昔、興味本位で江畑さんの本を買ったのですが、その内容に驚いて本が出ると読むようになりました。

講談社の「講談社現代新書」がリニューアルされ、その新しいラインナップの中に江畑さんの本があったのでさっそく購入しました。
『情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴』
(江畑 謙介著 ISBN 4061497391 講談社)

同じ講談社現代新書の『日本の軍事システム』もそうですが、江畑さんの本は、自分のフィールドである軍事というものを一般の人にも受け入れられるようにしてから話が進んでいきます。
『日本の軍事システム』では、“納税者”として日本の兵器や防衛システムの使われ方はどうなっているかいう点から語られています。そういう視点から軍事というものを見たことがなかったので、江畑さんという人はただ者ではないと思いました。

今回は、日本語の情報という言葉には、「インフォメーション」と「インテリジェンス」という意味が混じっているというところから、情報というものを改めて見直しながら進んでいきます。
よく我々が使う「情報」が曖昧に使っていてそれによって陥る間違いなどをイラク戦争や北朝鮮の弾道ミサイルの話を中心に書かれています。

話の例えに「軍事」というものを使われているだけで、中身は汎用的なものになっています。こういう風に自分のフィールドを書き表すことが出来る江畑さんの本は、読んでいて内容がよく理解できます。
こういう文章を書ければ良いな、と今回も思いました。

|

« 神保町ブックフェスティバル | トップページ | 『魚釣島奪還作戦』 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49026/1867113

この記事へのトラックバック一覧です: 『情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴』:

« 神保町ブックフェスティバル | トップページ | 『魚釣島奪還作戦』 »